10 minutes: 鄙び(ひなび)の文化を考える - 2004年07月26日(月) 本来なら、このサイト的にアジアカップのタイ戦やインド ネシア戦について語る頃ですが、まー、そりゃグループ ステージ終わってからでいいやー、と思っております (焦っても間に合わせるのなんか無理だしな。プロはすげーや。) んで、最近やったら中国や韓国、はたまたアラビア語圏からの アクセスが多くなってきているわけでありますが、ふと考えてみると、 母国以外のサッカーについて語るウェブサイトって、世界で見ても かなり稀です。 あったとしても、その人が定住している場所のサッカーについて、 とか(例えば韓国に住んでいる英国人とか)、イングランド・ プレミアリーグのクラブのファンサイトだったりして、クラブ・ 代表共に語るってのは、世界を見ても、あまり例を見ないのです。 そんなことをモヤーンと考えていたのでありますが、ふと買った 週刊誌を読んでいると、日本には鄙び(ひなび)を尊う文化 ってのが、むかーしむかしの平安時代からあるそうです。 鄙びの説明で、その週刊誌で読んだ解釈ってのは、端的に言うと、 「ここからはるか離れた僻地に、 とんでもない美女が居るらしい」 という妄想癖の文化が、日本古来からあるというのです。 それを読んで、思わず納得したのであります。 戦前・戦後の南洋や満州モノを読むのが僕は大好きなのです が、当時の日本人は、まさにその妄想オンパレードです。 現代になっても、「マナがどーたら」とか言いながら、沖縄だの ハワイだの、ちょっと前だとバリとかプーケットだとかの本に ハァハァしてしまう人が多いのは、きっとそういうDNAが 日本人には流れているからでありましょう。 欧州の人もそういうの好きだと思うのですが、だからつって、 コロニアル建築とか教会とかドカーンと作ってしまう感性と、 鄙びハァハァは、ちょっと違うと思うのであります。 話が大きくそれてしまいそうなので、この辺でやめておきますが、 ワザワザ別言語の国のサッカーを調べて、ウェブサイトを運営 する日本人が結構多い、というのは、やっぱりサッカーだろうと なんだろうと、そのへんの”鄙びタマラン、ハァハァDNA”が 働いてしまうからなんだろーな。きっと。 そー考えると、アジアサッカー関連の管理人さんたちは、 もしかしたらすごーく日本人的なのかもしれぬ。俺も含めて。 ま、雅の文化=都会的、鄙び=田園ちゅーカテゴリーに簡単に 言っちゃ分けられるわけでありますが、今現在の日本のトレンド は、ちょいとスローライフ(けっ!)とか、雅姫(ぺっ!)など の生活系雑誌とかの勢いとか、ヨン様・韓流ドラマハァハァを 見ると、鄙び系なのかなー、と思う次第であります。 そのトレンドをうまく引き寄せれば、僕のサイトも1日1万ヒット じゃい!マーサ・スチュアート(有罪になっちゃったけど)も夢 じゃねーぞ!と考えましたが、うちのところはスローライフだの 云々ではなく、 「ただの物好きのサカヲタ」 としか見られないと思うので、やっぱり無理だな、うむ。 ...
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