日本のメディアによる試合前のタイ代表報道(04/07/20-07/24) - タイ - 2004年07月24日(土) ■アジア杯次戦、24日にタイ戦−大量得点期待 アジア杯次戦は、24日のタイ戦だ。タイは前回アジア杯も1次リーグで敗退して おり、今大会も1次リーグD組ではFIFAランクも64位と最下位。日本にとって は確実に勝ち点3、さらにライバルを引き離す上でも、大量得点が求められる試合と なる。ただ、油断ならないのは超守備的戦術だ(・・・略・・・) ★MFサクダ、イサワの2人も守備中心 タイ代表のチャチャイ・パホルペット監督(56)は、地元記者に「日本戦では7 −2−1のような布陣で固める。2点以上許さなければ、われわれにも決勝トーナメ ント進出の可能性はある」と不敵に予告する。タイの布陣は、DFチョークタウィー を5バックの中央に置き、ボランチ(守備的MF)のMFサクダ、イサワの2人も守 備中心。攻撃はFWキャティサのみに頼る。 とはいえ、6月中旬にブラジル人のカルバーリョ監督が解任され、パホルペット監 督は就任したばかり。同国のU−16から23までの全カテゴリーの監督を歴任した 名将だが、まだ戦術浸透度は低い。伝統的にフィジカル面に弱さも持ち、セットプ レーを苦手とする点も(・・・略・・・)日本にとっては有利だ。 97年、加茂ジャパンはキングス杯で引き分け、その後の親善試合で1−3大敗を 喫した。重要な公式大会で、同じ“失敗”は繰り返せない [2004/7/20 サンスポ] http://www.sanspo.com/soccer/top/st200407/backnumber.html ■タイ、日本戦に向けフォーメーションなど約1時間練習 アジア杯初戦でイランに0−3大敗したタイは、24日の日本戦に向けて重慶市内 のグラウンドで9人で守るフォーメーションなど約1時間の練習を行った。DFは1 人を後方に配置する5バックで、その前にMF4人がフラット気味に位置を取る。主 将のDFプルムルットは「プレスをかけてカウンター攻撃を狙いたい」と不敵な笑み を浮かべていた [2004/7/22 サンスポ] http://www.sanspo.com/soccer/top/st200407/st2004072208.html ■ジーコ監督、タイを警戒 ジーコ監督の頭の中は早くも24日のタイ戦に向けられた。オマーン戦後、イラン 戦を直接視察した指揮官は「いいカウンターがあるし、タッチもいい」と分析。D組 では最も格下だが「8−0で勝つなんて思ってるんじゃないか?もう昔とは違う。大 差勝ちは難しい」と警戒を緩めていない。(一部抜粋) [2004/7/22 サンスポ] http://www.sanspo.com/soccer/top/st200407/st2004072203.html ■ジーコ監督、ゲキ「タイ戦はとにかく勝て!」 (・・・略・・・サッカー日本代表は24日、第2戦のタイ戦を迎える。FIFAランク は64位と同24位の日本より格下だが、最後に対戦した97年3月は1−3で敗れ ているなど、示すデータは不吉なものばかり。 ★大勝は望まない ジーコ監督はタイ戦に思考をめぐらせていた。「大量点で勝つことなどない。攻めて、 攻めてフィニッシュにいけないより、形を作ってしっかり点を取る方がいい」 FIFAランクは、日本の24位に対してタイは64位。キリン杯優勝など主力不在 でも安定感を身につけ始めたジーコ・ジャパンは、普通に戦えば負ける相手ではない。 アジア杯初戦も、タイは善戦むなしくイランに0−3で敗れた。 ところが日本にとって同組3カ国の中で、最も不吉なデータを示すのがタイなの だ。過去の対戦は11勝4分け2敗と圧倒しているが、最後に対戦した加茂体制の 97年3月には、不覚をとって1−3で敗れている。しかも最近7試合で2点以上 取ったことがない。 ジーコ監督は20日のオマーン戦後、スタジアムに残ってタイ戦を偵察した。「最 後は精神的なもろさが出て負けたが、タイはカウンターもいい。失点するまではイラ ンと互角に戦っていた」と分析。 ★タイはカウンター狙い タイのパホルパット監督は「日本は強い」とする一方で「2失点以内ならチャンス はある」と断言。システム上でも5バック、実際は中盤の4人までゴール前に張り付 けてカウンターを狙う。ともに偵察した和田テクニカルスタッフも「あのイランが最 初の得点まではチャンスを作れていなかった」と、タイ版“カテナチオ”の威力を痛 感させられた(一部抜粋) [2004/7/23 サンスポ] http://www.sanspo.com/soccer/top/st200407/st2004072302.html ■ジーコ監督、タイのカウンター攻撃警戒 【重慶(中国)21日=田 誠、西尾雅治、盧載鎭】タイのカウンター攻撃に要注 意。オマーン戦辛勝から一夜明けた日本代表ジーコ監督(51)は、24日に対戦す るタイへの警戒を口にした。強豪イランと後半途中まで0−0と競り合った試合を チェックして「非常にカウンターが鋭いし、パスも良い」と分析した。 しかも日本代表にとってタイは相性の悪さもある。対戦するのは97年3月15日 の親善試合以来7年ぶり。その時は1−3と敗れている。当時、代表入りしたばかり のGK川口はタイの印象を覚えている。今回、日本と同じD組でFIFAランク64 位(日本24位)と最も低いが「タイは技術がしっかりしていて、暑さにも慣れてい る。カウンターも速い」と話した。 (…略…)ジーコ監督は「8−0とかで勝とうなんて思っていない。それは昔の時 代。攻めて攻めて得点できないより数少ないチャンスでも形をつくって決めたい。ど の試合もそうだがカウンターを食らわないように注意する」と気を引き締めていた。 [2004/7/22/09:22 ニッカン紙面から] http://www.nikkansports.com/ns/soccer/japan/p-sc-tp3-040722-0017.html ■タイ崩す超攻撃的布陣ジーコ日本2バック 【重慶(中国)22日=田 誠、西尾雅治、盧載鎭】タイ代表の5バックを突き破 る。日本代表は24日のタイ戦へ向けて、MF中村俊輔(25=レジーナ)と小笠原 満男(25=鹿島)のトップ下2人に藤田俊哉(32=磐田)のボランチ初起用によ るトリプル司令塔をテスト。大量点を狙いに出る。 (…略…)ジーコジャパンが狙うタイ攻略は、押して押して押しまくる作戦だ。 1次リーグ突破を目指して大量得点を狙う24日のタイ戦。5バックと中盤4人が 守る9人守備の相手に対し、ジーコ監督は「2バックにトリプル司令塔」の秘策を 用意していた。 まずは通常の3−5−2で、コートを60メートルに狭め、控え組の9人が密集す る中で15分プレー。鈴木が2点決めたものの「仮想タイ」に3失点した。だが、後 半15分は4バックに切り替えたが、両サイドバックが上がっており、まるで2バッ ク。さらに中村、小笠原のW司令塔に加え、故障で練習を休んだ福西の代わりに藤田 がボランチに入り、ガチガチに守る相手を混乱させてチャンスをつくった。 (以下略…) [2004/7/23/08:56 ニッカン紙面から] http://www.nikkansports.com/ns/soccer/japan/p-sc-tp3-040723-0001.html ■しっかりパス回しをと監督 タイの逆襲を警戒=差替 【重慶(中国)23日共同】(・・・略・・・)ジーコ監督は「相手のカウンターが 速いので、しっかりしたパス回しが必要だ」と気を引き締めた(以下略) [ 共同通信社 2004年7月23日 22:43 ] http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/headlines/20040723-00000072-kyodo_sp-spo.html ■タイ代表にとっても絶対に負けられない戦い 日本代表にとって第2戦となるタイとの戦いは、グループリーグ突破を 確実にするためにも重要な戦い。それは、タイ代表にとっても同じ。 タイ代表は1戦目のイラン戦は0対3で完敗を喫しているだけに、なんとしても 勝ち点を手にしたいと燃えています。 タイチームは、中国入りする前日の7月14日にバンコクにてプレミアリーグ “ニューキャッスル”と親善試合をしてきたそうです。結果は後半を終了して1−1。 PK戦までもつれ(4−1)タイが勝利したとのことでした。タイは、他のチームと違い、 朝8時や9時という早朝練習を毎日行っています。 タイが誇る天才といえば、昨年のAFCチャンピオンズリーグで、準優勝ながら MVPに輝いたターサック・チャイマン。(顔は藤田俊哉似)ただ、チャイマンは 14日のニューキャッスル戦で、右ひざハムストリングを痛めたため、日本戦に 出られるかどうかは、今日ドクターの最終チェックを受けて決まるそうです。 ●8番 チャイマン コメント “イラン戦は負けてしまったので、次の日本戦は絶対に負けられない” “タイは、重慶と全く同じような気候。暑さという点では、日本より慣れて いるので有利だと思う” “アジアの強豪国である日本で、将来是非プレーしたいと思ってるから 次の試合はなんとしてでも出場してアピールしたい” “タイはアジアの中で、まだまだ強くなくてマークされてないけど、次の試合で 日本に勝って周りに大きなショックをあたえたい” ●キャプテン 6番 プロムラット コメント “日本対オマーン戦は見ていた。両チーム強い印象をうけたが10番の 中村俊輔はもちろん、4番の選手(遠藤)に注意しなけらばならない。 特に日本のDFはしっかりしているので気をつけなければならない” “今回は、試合が中3日で行われるので、もうたっぷり休みをとり、完全に復活。 チームはエネルギーに満ち溢れています。” “1試合目イランに負けてしまったため、次は最低でも勝ち点1できれば 勝ち点3を狙いにいく” “チャイマンは、膝を怪我しているけど、万が一彼が出場できなくとも うちのチームには良いMFがいるので、心配してない” “次は日本に勝って皆を驚かせたい。ベストを尽くします。” 暑さに強いタイの選手たちのスタミナが、日本選手たちにどうダメージを 与えるのかにも注目ですね。 [2004/7/23 テレビ朝日ウェブサイト] http://www.tv-asahi.co.jp/asiancup/ ■「プレスにメリハリをつける」宮本恒靖=サッカー日本代表 (…略…)「(タイの印象は)すきを見せると危険なチーム。あまり前のめりにな らないように、守備への準備を心掛けたい。前線でボールを取られても、前で追って プレスを掛けることで、カウンターの芽を摘むようにしたい。それが90分間ずっと できるとは思っていないので、メリハリをつけていきたい」 [ スポーツナビ 2004年7月24日 11:17 ] http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/headlines/20040724-00000100-spnavi-spo.html 2004年7月23日 守護神・川口、タイ戦屈辱のリベンジ果たすぜ アジア杯連覇を目指す日本代表は24日、タイと対戦する。この試合が代表通算 60試合目となるGK川口能活(28)=ノアシェラン=は、GKの最多出場記録を 更新して歴代トップに立つ。タイは前回対戦した97年3月に3失点して敗れ、屈辱 を味わわされた相手。 (…略…) 借りがある。今メンバーでは97年3月のタイとの前回対戦に唯一出場。だが、あ の時は3失点を喫して敗れた。油断をすれば格下に足元を救われることを経験した。 (…略…) ◆ジーコ監督 「あす(24日)決勝トーナメント進出を決められるなら、決めて しまいたい。タイはカウンターが速いので、パスミスをせず、しっかりとしたパス回 しが必要となる」 ★タイは2つの“秘策”で日本を討つ 23日の午前練習。タイはチャチャイ監督の号令の下、ハーフウエーライン上に横 並びになった選手たちが、相手GKの意表を突くことが狙いの超ロングシュートを乱 れ打ち。さらに、DF陣が一斉に放たれるシュートを体を張って止める練習を繰り返 した。また、出場志願していたMFテルドサクは別メニューで、日本戦も欠場が濃厚 だ。 [2004/7/23 サンスポ] http://www.sanspo.com/soccer/top/st200407/st2004072401.html ■「タイは全員が本山のようだ」藤田俊哉=サッカー日本代表(スポーツナビ) ・・・(タイのイメージは)ちょこまかしていて、全員が本山みたい。のせると怖い から、そこは要注意だと思う」 http://sports.yahoo.co.jp/soccer/headlines/spnavi/20040724/spo/01200200_spnavi_00000103.html ■「自分たちのサッカーで勝っていきたい」ジーコ監督=サッカー日本代表 ナビ) (…略…)以下は、練習後のジーコ監督のコメント。 「(…略…) (タイ戦の対策は)引いてカウンターを仕掛けてくるチーム。しかもカウンターのス ピードも速い。プレスをかけながら、しっかりパスでつないでミスをしないようにに したい。イランとの試合を見た限りでは、(得点パターンは)パス回しからドリブル して、正確なラストパスからフィニッシュ、という感じだった。ウチも同じように やっていきたい。とにかく、相手のカウンターを食らわないように心掛けたい。 (以下略…) [2004/7/24 スポーツナビ] http://sports.yahoo.co.jp/soccer/headlines/spnavi/20040724/spo/01230900_spnavi_00000105.html ■タイ勝するには鈴木、中沢らの頭! (…略…)5バックと中盤4人が引いて守るタイの弱点は「高さ」にあった。平均身長 173・3センチ(日本は178・4センチ)。ゴール前をどれだけ分厚く固めても「空 中」だけは防ぎようがない。日本は182センチのFW鈴木、187センチのDF中 沢らが制空権を制して大量ゴールにつなげる。 (…略…)「欧州など高い相手には低いボールでニアに合わせる方がいいが、タイの ように高さがない相手には向かってくるボールの方が合わせやすい」とDF宮本がそ の理由を解説(…略…) タイがイランに0−3で負けた初戦を宿舎のテレビで見たFW鈴木は「上を狙ってい くのも必要だと思う。(タイは)そんなに怖いという印象はない」と言い切った。 (以下略) [2004/7/24/09:42 ニッカン紙面から] http://www.nikkansports.com/ns/soccer/japan/p-sc-tp3-040724-0001.html ■左俊輔&右遠藤!タイ攻略は空中戦 24日にアジア杯1次リーグ第2戦でタイ代表と対戦する日本代表は重慶市内のグラ ウンドで最終調整した。タイ攻略のカギとして空中戦を強く意識。身長差のある相手 に、高さを生かして大量得点を狙う作戦で、1メートル87のチーム最長身を誇るDF 中沢佑二(26)=横浜=のボンバーヘッドが火を噴きそうだ。(中国・重慶 福永稔 彦、二宮寿朗、宮沢洋) CKをタイ用に切り替える(・・・略・・・)タイ撃退の作戦は中村が左、遠藤が右だ。 「背の低い相手には(GKから)ボールが逃げていく方が有効。佑二(中沢)らが そう言ってきたから選手間で決めた」と遠藤(・・・略・・・) タイとの身長差は歴然だ。メンバーの平均身長は1メートル73で登録されている が、実際はずっと小柄と言える(・・・略・・・) FKも念入りに確認。低空のボールを送って5人が一斉にゴールへ向かうパターン を試した。タイは完全に引いて守りを固めるはず。キッカーの中村も「スルーパスは なかなか出ないと思う。相手は大きくないし、高さを生かしたい」と空中戦を仕掛ける (以下略・・・) http://www.sponichi.co.jp/soccer/kiji/2004/07/24/01.html ...
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