unsteady diary
riko



 四の五の…

ぐったりと、喋る元気もないほどに疲れているはずなのに。
眠れない。
眠れない。

頭の中じゅう、彼女の凄い形相とか、目で呪い殺されそうな強い視線とか、数々吐き棄てた言葉とかで埋め尽くされる。
消しても消しても消えない記憶。
堪えられない怒りと、蘇る声、言葉。

夜から明け方にかけて蕁麻疹が出て、余計に眠れず、それでもどうしても行かなければならない朝は来て。
言うことを聞かない身体を宥めて、朝の支度に取り掛かる。
泥のように重い。

彼女は、出社するはずだった日に、来なかった。

それが答えだ、と思った。

これ以上振り回されたら私が先にまいってしまう。
今日は来るのか、明日は来るのか。
そうやって同じ電車に乗っているかもしれない存在を感じて、毎日追い詰められるのか。

こうして書けるうちはまだいい。
たぶんまだ耐えられる。
ふと全て投げ出したくなっても、ちゃんと口にして、それから「冗談だよ」と笑っていられる。


2007年06月28日(木)
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