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■ 夢のような1週間を終えて
引き続き好きなスケーターの話。 なんでこんなに夢中になるのか、少し分析してみた。
ジェフリー・バトル。 彼はまず音楽に耳を澄ますの。 流れ込んでくる音楽に身体中、指先まで浸して、それからすっと動き出す。 その瞬間が身震いするほど好き。
私の好きなスケーターは2種類あって、演じる(憑依する)タイプと、音楽を体現するタイプ。 優れたスケーターはそのどちらの要素も持っていることが多いのだけれども。 ジェフは音楽を表現するタイプだと思う。 オペラ「サムソンとデリラ」のプログラムでは、哀しい英雄サムソンを演じたけれど、それも音楽があっての表現だった。 たとえ無音であっても、彼の滑りからは音楽が聴こえるのだけれども、その表現が音楽と切り離されることはきっとないと思う。 ニジンスキーのように、ジャンプをしないで氷に吸い付くような滑りだけをするならば、きっと彼は世界一美しいひと。
対して、同じく私の好きなステファン・ランビエールは、演じるタイプ。 本人も演劇やバレエを学びたい思っているようで、その才能はたぶんオフアイスでも発揮されるだろうと思う。 たとえ音楽がなくてもきっと彼は、何かを演じることができるんだろう。 たとえばパントマイムなんかもはまりそう。 美しくないことも一つの表現にしてしまいそうな、独特の魅力がある。
そんなことを考えながら、悪友から借りた欧州選手権のビデオを観ていた。 二人とも出ていないけれどね。
アイスダンスの大好きな2組が引退する今、男子シングルで来季も現役続行を表明している二人、それがただ嬉しい。 バンクーバーまで応援し続けるからね!
2007年04月01日(日)
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