unsteady diary
riko



 雲丹と帆立とサラ・ヴォーン


とりあえず、四半期の〆が目標達成して終わることが出来たので、
今日は“お疲れ会”だった。

以前通っていた高校の近くにあるお鮨屋さんへ。
雲丹と帆立が非常に甘くて味がぎゅっと詰まっていて、美味だった。
こんなところにお店があるなんて知らなかったけれど、地元ではけっこう有名らしく、企業のお偉方らしき貫禄あるスーツ姿がカウンターを埋めていた。
職場から歩いて5分程度。
お昼も営業しているそうなので、また行ってみたい。

いつものように支社長は会計前に「お先に」と笑顔で消えた。
あとで経費で落とせるとは言え、高額な支払いを下っ端が行う。
カードが使えない店だと知って、慌てて下ろしに行ったらしい。
せこい話ではあるけれど、現金を引き出す時間外手数料はもちろん自腹。
支社長という立場と収入を考えたら、会計まで残って自分の財布を開いてもバチはあたらないと思うんだけど。

その後は、残った人でジャズ・バーへ。
こんなところが地元にあるんだ、と驚くほど、ちょっと素敵な空間だった。
壁にはびっしりレコードが並んでいて、サラ・ヴォーンやコルトレーンが気持ちよい音量で流れている。
他の人はワインを頼んでいたけれど、私はワインが苦手なのでお店のオリジナルカクテルを注文した。
夕陽に染まった空の色で、見かけどおりに甘ったるく、ちびちびと飲むにはちょうどよい。
店の隅にはグランドピアノが置いてあって、音大生らしきスーツ姿の女性が、生演奏を聴かせてくれたりもする。
正直演奏は「まあまあまあ」というところだったけれども、生の音が流れる空間は久しぶりで、それだけで満足。


高校生のときは、ただ田舎だとしか思わなかった地元の街。
今もほどほどに田舎で芋っぽい感じは残っているけれども、少しずつ街並みは変わって、裏通りにはこだわりのつまったお店もオープンしていたりする。

地元の街。
裏通りを歩いてみたくなった。



○私信○

>Rへ
チケット予約ありがとう。
「万難を排していざ観劇へ行かん」ということで。
お互い調整を頑張りましょう。

2005年04月01日(金)
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