unsteady diary
riko



 幸せなことは


この日記を書き始める少し前に、初めて取得したexciteのメールボックスが、とうとう削除されていた。
当時の赤裸々過ぎるメールを読み返すことなんて怖くて怖くて出来はしなかったけれども。
これで本当に、全部何もかも消えてしまったのだと思うと、複雑な心境だった。




一方で。



映画の検索をしていて、偶然ひとつのblogにたどり着いた。
もしかしたら、知っている人の文章なのかもしれないと思う。
なんの根拠もない、ただの勘だけれども。
少し毒が抜けたような気もするから、別人なのかもしれないし、
4年という歳月が、文章を変えただけかもしれないけれど




独り言です。




あの頃遅い“思春期”だった私は、気がつけば25歳になりました。


どうしても、うつむかずにはいられなかった。
仮面を外しても外しても、素顔にはなれなかった。
厳しさは優しさであり、何歩も前を行く人が、いずれつまづくだろう私に、道しるべを置いてくれていたのだと知ってはいても、その厳しさに向き合うことが出来なかった。
言葉はどこまでも自分を欺いて、吐く言葉すらなくなって、しまいには沈黙へ逃げました。
その頃の自分について、想うことはたくさんあるけれど。
それでも確かに、形のない多くのものを、受け取ったのだと思います。



あれから時間ばかりが過ぎたのに、あまり前には進んでいないのかもしれない。
それでも、自分の重さで溺れかけていたあのときに出会えたこと、手を差し伸べてもらったことは、私にとってこの上なく「幸せ」なことでした。



ありがとう。



それだけを伝えたかったのです。


2005年01月21日(金)
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