unsteady diary
riko



 目まで

たった半日で目に薄い膜が張って、片目はもうほとんど開けていられない。
目を疑うほど食欲も体調も悪くなってゆく。
もうとっくに卒業するはずの生まれたての仔猫用のミルクで
どうにか栄養を取ってほしいと願う。
大学病院でMRIを受けるのは、早くても年が明けてから。
こんなふうで、あの子は年を越せるんだろうか。

せめて大人になってほしい。
そりゃあ、弱いから長生きはできそうにないと思っていたけれど、
こんなにちいさいままでいなくなってほしくない。

片目をつぶって、目やにだらだらの、足も不自由なやせっぽち。
見ているこっち側が、いたたまれない。
けれど、直視しなくては。

夜間の救急をやっている獣医さんが近くになくて、困っている。
東京や神奈川にはかなりあるのに。
翌朝までほうっておくしかないことが、歯がゆい。
今日なんて、数日前にメールで相談した東京の獣医さんが、
夜間診察をしているので、礼儀知らずにも、電話をしてしまった。
取り乱してしまって、ごめんなさい。>○○先生


しょせん犬猫でしょ、という人は多い。
確かに人間の命に比べたら、取るに足らないのかもしれないけれど、
この子にはちゃんと名前があって、
一緒に暮らしてきた2ヶ月があって。
だからもう、たかが「犬猫」じゃない。
わかってもらえるとは思っていなかったけれども、
実際に、「たかが猫のことで…」と言われてしまうのは、少し詮無い。



猫と仲がよすぎるせいか、私も片目が赤く充血して、少し腫れている。
鈍く痛むので、久しぶりにものもらいかな。
眼科行かんとだめかしらん。

2001年12月25日(火)
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