小馬鹿なさっかの処刑人日記
GET TO HEAVEN.
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2001年02月03日(土)
明日があ〜る

今日バスに乗ると、双子のような少年二人が、
さっかの真後ろの席で、窓の外を見ていた。
小学校三年くらい。
この報告のため、おかんに
「今日バスでガキが!」と切り出したら、
「お前はガキの敵やなー」と返された。
おお、違うんだ!
今夜のガキは100点満点なんだよ!!

話しを戻そう。
少年の一人は歌い出した。困ったもんだ。
しかしそのガキの声は、元気な子供の歌う、
例の騒音ではなかった。
や、やさぐれている……。

彼はどうでもよさそうな、
くたびれたメロディラインでこう歌った。
「明日があるさ 明日がある
 どうして俺は頑張ってるんだろ〜
 家族のため 自分のため
 答えはかぜのなかぁ〜…」

そ、そんな、
やさぐれまくっちゃった歌い方……
バスの運ちゃんもここにいるおっちゃんも、
みんなみんな男泣きに泣いちゃうぜ!?

そうして適当きわまりない雰囲気で彼が歌う横で、
もう一人のガキが、窓の外を眺めながら言った。
「あーやばい…俺働かなきゃ、大きくなったら……」

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 noted by さっか