きた。
天神様と、孫文先生と、死んだばあちゃんが、
いっぺんに降りてきた。
もはや敵無し。
ささ、そんな前置きは忘れてみよう。
かなり前の話になるんだけど、友達に、
「歌の歌詞を書いてちょーだい」
という、世にも奇妙な世界の入り口に
入りかけてしまったことがある。
私は「三十分考えさせてくれ」と言って、
そのまま家に帰った。
こら。
家につくと、歌詞はできていた。
しかし、あまりにも超激炸裂的名作だったために、
私はこれは他人に譲れない、となにがなんだか思い、
「やっぱりできない」と断ったのでした。
そんな思い出の作品が、でてきちゃったんですよ。
いやあ、やっぱ名作じゃん!!
その名も「逆襲の加藤」!!!
あらすじ。
みんなと一緒にドラクエに燃えた加藤君は、ある日、
「ぼうけんのしょ」が消えるというつらい事故に遭遇。
しかし哀愁を乗り越えた加藤は、再起をかけてはいあがる。
という、
ドラクエ世代のハートをわしづかみにする、
涙無くしては語れない感動巨編。
こういうばかばかしい歌詞が、
ギターコードをろくに知らなかった頃の単純過ぎるテンポで、
とうとうと語られるという苦痛の数分間。
これを本日、夕食を待ちながらさっかがぶつぶつ呟いていると、
おかんはふつうにこう言った。
「なにゆうてんのあんたおかしいんちゃう」
……。
「おかしいことは、
いいことだー!!!!」
ほら、いとをかし、とか言うように、
まさにおかしいってやつぁー、
和の真髄なわけなんだよ!!!
わかったか?!
で、何の話だっけ?!