ビー玉日記
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2006年03月18日(土)  50 First Dates

「50回目のファーストキス」(原題 "50 First Dates")、見ました。
たぶん人によって評価が分かれる映画だと思う。
何かの賞をとれるほど突出したものがあるわけじゃない。

私は好き派。
ドリュー・バリモアの主演映画は基本的に好き。
たぶん彼女のプロデュースする作品がどれも私の好むツボを抑えているんだと思う。
完璧でゴージャスな美女を演じるのではなく、どこかカッコ悪さとか欠点を見せる、手の届きそうな女の子を演じるからかもしれない。

朝目覚めたら、昨日の記憶を全て失っている。
毎日が、一年前の父親の誕生日。
毎日が同じ日の繰り返し。
今日恋をしても、明日には全て元通り。
今日失恋をしても、眠れば忘れられる。
忘れてしまいたい記憶ならそれでもいいけれど、憶えておきたいことを全て失ってしまうって悲しいことだ。
前に進むためには、つらい出来事を思い出してそれを理解し、受け入れることを毎日繰り返さなきゃいけない。

舞台がハワイということがうまく物語の深刻さを薄れさせている。
雄大な景色や、芸達者なペンギンやセイウチや、ユーモラスな仲間たちが気持ちを和ませてくれる。

毎日誕生日の行事を繰り返す。
毎日出会って恋をしてデートをする。
どっちもとても深い愛だ。
並大抵の努力じゃできない。

私の好きなシーン。
1.父と弟がルーシーのために誕生会を再現しているところ
2.ヘンリーとセイウチのコンビプレー 2シーン
3.ペンギンが命を張るシーン
4.Good Morning Lucy のビデオ 2シーン
5.ウーラと子どもたちのシーン全部

ラブストーリーでありながら、ラブシーン以外が印象に残るのって奇妙?
それだけ脇役がよかったってことです。

それにしてもこの映画の邦題、普通におさまっててよかったなあ。
「プリティ・ルーシー」とかだったら見るのに気後れしたかも。
……そろそろ邦題に原題にない「プリティ」を使うのは禁じ手だと思うんだけど、どうでしょう。


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