ビー玉日記
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2002年04月04日(木)  海

海が好き。
いつか海の見える家に住もうと思う。
たまーに海を見に行くと、それだけで普段の生活でぎゅっとかたくなった体がふっとほぐれるのを感じる。
潮の匂いをかいで、波の音を聴いて、水平線の先に広がる世界のことを思うと、自分の抱える悩みとか不安がなんてちっぽけでばかばかしいかわかって、どうでもよくなる。
大きく構えてなんでも受け入れていこうって気になる。

Kさんのホームページ(LETTER K)で海について書かれた文を読んだら、私の思うことはやっぱり本当の海を知らない人が考えることだなと思った。
Kさんは海の近くで育っているから、海の本当の怖さを知っている。

ただ、私は海が怖いものだということを、本能で感じている。
コドモの頃、船旅をした時、夜の海を甲板からのぞき見て、真っ黒なうねりに底知れぬ恐怖を感じた。
それ以来夜の海が怖い。
夕方以降、満ち潮で押し寄せてくる海に、ものすごい恐怖を感じる。
この中に引きずり込まれたら、二度と戻ってこられない。
海岸で花火をする時も、私は波打ち際に近寄れない。
ちょっと足をすくわれたら、と考えると、流れてくる大きな木の棒や看板が自分の最後の姿にも見えて恐ろしい。
私にとって夜の海は、死の象徴だ。

それと、以前別の日記で書いたかもしれないけど、赤ん坊の頃、台風が近付く荒れた海で、母親の手を離れて流されてしまったことがある。
運良く引く波に流され押す波でそのまま母の手に戻ってきたらしい。
私の記憶にある話ではないけれど、潜在意識の中にはその記憶があるのかもしれない。
小さい頃は、水に対する恐怖心が強くて、顔も洗えなかった。
髪を洗うのなど、一騒動だった。
泣きながらはじめた水泳でそれも克服したけれど、海水浴の時、私は絶対に足のつかないところへは行かない。
楽しいけど基本的には怖いんだと思う。

それでも海が好きというのは、やっぱり「怖いものみたさ」なのかな。
それとも「今がよければそれでいい」みたいな刹那的快楽を求めるからかな。


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