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ようやく床屋に行ってやった - 2004年01月25日(日)

年末からカザフだのカザフだのカザフだのやっていたお陰で、全く床屋に行くヒマが無かった。今日は意地でも行ってやろうと思って、早く起きて床屋に行った。と言っても、起きたのは10時半だったが。

私は幼稚園の年長組から大学院の修士1年までの約20年間、たまプラーザに住んでいた。その関係上、私が行っている床屋は中学1年からずっと同じで、たまプラーザの床屋である。この床屋は私のサークルの一年先輩である岩武さん(金持ち)も行っていたと言う、大変格調高い床屋である。と言うのはウソだが、中学のときや高校のときの休日の混み様は凄まじく、例えば日曜の昼前に予約の電話を入れると、夜7時とか言われる。床屋に行くと空いている散髪台(と言うのかは定かでないが)は皆無で、手持ち無沙汰の従業員は全くいない。台は6・7台くらいあるのだが、これが一杯で、待っている人用のベンチもギッシリである。何故こんなに混んでいたのかは定かでないが、当時のたまプラーザは床屋が少なく、しかもこの床屋は背後にたまプラーザ団地を控えていたりして、集客の立地も良かったのかも知れない。技量も過不足が無かったのが良かったのだろうか。値段も当時はリーズナブルだった。

混雑振りが半減する事態が発生した。何と、この床屋が入っているマンションの二階(二階も商業スペース)の一室に、part2なる支店が開店したのである。これによってキャパシティーがほぼ2倍となり、今までは7時まで待った予約が3時半くらいと、面白いほど単純に2倍の効率となった。そうは言っても混んでいることには変わりなく、休日は電話して予約しないとダメであった。

たまプラーザから離れて既に5年ほどが経つが、今でもこの床屋に行っている。この床屋に行っていて気付く変化は、客足の遠のき具合である。今は2駅先の江田に住んでいるが、休日でも「今からですと、30分後のご案内になります」と言う、かつての7時間待ち・3.5時間待ちと言う、ソ連の飛行機の遅れ具合を全く彷彿とさせない遠のき具合である。以前は歩いて3分と言う距離に既に済んでいない私は、何とそれより遅い時間で予約をしなければならなくなった。

そして今日も30分後と言われたところを1時間後に変えてもらい、床屋に出向いた。床屋に来るのは何だかんだで2ヶ月ぶりくらいだったが、まず気付いたのは「英国式リフレクソロジー」と言う看板である。ほう、このビルにこんなもんが出来たのか、と思っていたら、何とこの床屋のPart2の一部スペースを個室にして、この床屋が始めたモノらしい。

床屋に入ると以前からは想像できないような空き様(まあこれは近年の光景だが)で、予約してても以前はちょっと待たせたのに、今は全く時間を待たずにいきなり散髪台(って、だからこれでいいのかな)に着座させられる。

今日は私のほかに客は僅か2人だった。その内混んできて、ようやく「二階(part2の方)でお願いいたします」と言う声が出た。以前は一階も二階もフル稼働だったが、今は土日は午前中だと一階も空いているのである。

この変化は良く分からないが、ひょっとしたらアレか、こう言うことになっているんだろうか?

1. 床屋じゃなくて美容院に行く
2. 安い・早いと言う床屋に行く

確かにこの床屋、顔剃りつきで3790円と言う、値段設定も謎に半端だが、散髪としてはあまり安くない。また、今日もそうだったが、時間的には全て終了するのに1時間近くを要する。当時は極端なことを言うと「この床屋以外に選択肢があまり無い」と言う状況だったので、それこそ物凄い混み様だったが、今は選択肢もたくさん出来たし、それ故このような所謂「悠長な」床屋は、あまりウケないのだろうか。

この床屋のカットは昔から殆ど変わらない。

着座⇒髪を濡らしながら店員が髪型どうするか聞く⇒カット⇒洗髪⇒トニック付ける⇒肩たたき・肩揉み(たまに頭もやってくれる)⇒顔剃り⇒セット

これで1時間くらいかかる。

1000円くらいで簡単にカットしてくれるところってあるじゃないっすか。私も行ったことあるんだが、上のスタイルに慣れているので、「床屋はリラックスできるところであるべし」となっているので、どうも馴染めない。美容院も、顔剃りが無いのがどうしても足が向かない。洗髪も別料金だろ。

と言う訳で、今後もこの床屋に行くことになるわけであるが、流行らないからといって潰れないで欲しい。


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