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就職戦線 - 2004年01月24日(土)

就職戦線が始まっている。私はまだリクルーターをやっている。理由は私の会社の私の部に、私の出身大学を出た人が私以外いないからだ。

会社に入って部に配属になって分かったことだが、私の部には「同じ大学を出た人」と言うのが結構いる。そんな中で、私の出身大学を出た人は、私一人しかいない。これは我が社では珍しい。私の出た大学は日本有数のマンモス大学で、社内には出身者も相当多い。しかし、我が部では私一人である。

これにはどうやら理由があるようだ。対照的な京都大学出身者と比べてみる。

我が部で圧倒的人員数を誇る京大出身者は、最近では不景気だろうが何だろうが必ず一人は入社してきて、一人は我が部に配属される。このOBが多いと言うのは明らかに採用時に違いがハッキリする。OBがたくさんいるから、学生への情報チャンネルが多いのである。

入社してから知ったことだが、私が入った年も同様で、やはりOBのいる大学は情報も多くもたらされ、その他の大学の学生に比べ、やはり目立つ。私の場合は当時の部にはOBがいなかったため、OB訪問もしなければ、そんな情報も入っては来なかった。私は普通に採用ステップを歩んで行った訳であるが、他の学生は社員との飲み会があったりして、私よりも断然我が社の社員に触れていたことになるようだ。つまり、情報や会社の雰囲気がどんなものであるかは、私より分かっていたようである。

そんなことを全く知らなかった私は、「説明会で説明された通り」のステップを踏んで、次は部長面接となった。その直前に、いきなり正規ステップに無い、妙な面接が入った。その時人事から受けた説明は、「部長面接の前にどんな人間であるかを見たい」と言う、当時としては意味不明な理由であった。いや、もう一回目の面接やったじゃねえか、と思ったのだが、取り敢えず昼過ぎに会社に呼ばれ、会議室で1(私)対3(会社)の面接と相成った。今思えば、会社側にとっては私の資料はあまりに少なすぎたようだ。何しろ、OB訪問もしていなければ、社員とも殆ど会っていないし、話もしていない。それがいきなり部長面接では困る、とは、会社に入って数年リクルートの手伝いをやっていて分かってきたことである。

つうことで、振り返ると色々不利だった今の会社に対する私の就職活動であったが、やはりOBが最初に引っ張りあげなければ駄目だと言うのは、最近良く思うことである。別に何人も私の大学から来る必要は無い。一人で十分である。そして、今年もまた我が母校から誰も我が部に入ってこなければ、また来年も私がリクルーターをやらねばならなくなる。

もう忙しいから御免なんだよ、リクルーターって。

来週は会社説明会。業務説明をすることになりそうだ。願わくば我が母校の学生が来ていることを望む。そして、頼むから我が社に入ってくれ。マジで。


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