蹴文修記

2006年06月29日(木) サッカーで話そう、その22


「国際交流?酒と草サッカー」

昨日、ホストファミリーの奥さん、エディータの両親を訪ね、
ウクライナ料理を堪能してきました。はい、美味しかったですよ。
ロシア料理に近い感じだけど、日本人にはきっと合う味です。
チキンのクリームシチューを蒸しパンと一緒に食べる料理は絶品!

そこでエディータの父親、ヨハン(ウクライナでは最も多い名前らしい)が
ウオッカを勧めてくれた。料理の合い間にショットグラスで一気飲みをする
のが流儀らしい。中国や台湾にもよくある乾杯の儀式だね。

勧められた酒は断らないのも僕の国際交流の流儀。
グラスに注がれたウオッカをそのまま喉に流し込む。

効くーーーっ。
喉から火が出そう。

でも本場のウオッカ。日本で飲んだどれよりも美味!
1杯でほろ酔い。2杯目で気持ちよくなり、3杯目ではもう。。。
いやでももう今夜は寝ればいいや、とビールをウオッカと料理を次々に
胃袋に流し込む。。。う〜、もう満杯。。。



この時期、ドイツの陽は長く、午後7時でもまだまだ明るい。
陽が落ちるのは午後9時半くらい。

そこでホストファミリーのレネ、これからサッカーやりに行くから
一緒に来るかい?とのお誘い。
いや、酒飲んでなかったら……、満腹でやるのも……。

でもやりたい。

そこで、ちょっと落ち着いてから合流することに決定。
食事が済んでしばらくして、エディータに自宅から車で数分のサッカー場に
送ってもらった。サッカー場と言ってもそこはただの原っぱ。
でも余裕でサッカーコートが2面取れるくらいの広さ。
いいな、近所にこんなグラウンドがあるなんて。ドイツらしい深い緑の中。

着いたころにはもう試合を始めていて、5対5?5対6?のゲームをしていた。
人数にもこだわらない、どこがラインなのかわからない、オフサイドなんて
関係ない、すごく楽しそうなボールの蹴りあい。

う〜、参加したい。
でもまだウオッカが効いててフラフラ〜

そんな感じで眺めている僕を見て、レネが声をかけてくれた。
「一緒にやろうよ」
よし、とりあえず入ってみよう。
下は芝生、僕はアップシューズ、当然滑る、でもそんなことは関係ない。
上手いも下手も関係ない。もちろん年齢も。。。

久しぶりに蹴ったサッカーボール。
すごく気持ちよかった。



草サッカーにも、当たり前だけど、国民性が出る。
ドイツ人はボールを持つとガンガン自分で攻めて行き、相手ボールは正面に
立ち向かって止める。ボールを散らすとか追い込むとかあまり考えない。
だから最初はボールも回ってこなかっし、守備の役にもたたなかった。

外国に出た日本人選手、最初はこんな感覚なんだろうな。
慣れる、慣れてもらうまで時間がかかる。

でもボールを蹴ることには変わらない。
普段フットサルをしているので、最初はトラップも満足にできなかったけど、
だんだん慣れてくる。酒も次第に抜けてきた。。。
日本人らしく?、良いパスも通せるようになってきた。

でも僕(日本人)にはやはり決定力がないようで……。
フリーでシュートを外してしまうと、ハンブルガーサポーターのレネ君に、

「シュウジ、フランクフルトに移籍だ!」

と言われてしまいました。。。ああ。。。



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