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 ドラゴンランス 魂の戦争 第二部 喪われた星の竜/マーガレット・ワイス&トレーシー・ヒックマン

『ドラゴンランス 魂の戦争 第二部 喪われた星の竜』/マーガレット・ワイス (著), トレーシー・ヒックマン (著), 安田 均 (翻訳)
単行本(ソフトカバー): 640ページ
出版社: アスキー (2006/12/21)
ISBN-13: 978-4756148384
ASIN: 4756148387
サイズ (cm): 21 x 14

内容(「BOOK」データベースより)
すべては、アンサロン大陸全土を襲った奇妙な嵐の夜に始まる―“死の歌”谷を訪れた“暗黒騎士団”の前に、突如現われた十七歳の少女ミーナ。彼女は、“唯一神”の名の下に様々な奇跡を起こす。神々が去った後に現われた“唯一神”の正体とは?第二部では、ケンダー族のタッスル、白魔術師パリンらが、ついに伝説の黒魔術師ダラマールが住む“塔”にたどりつく。そこで彼らが知ることになる、衝撃の事実とは?いっぽうで、巨大緑竜ベリル率いる圧倒的大軍勢は、エルフ王国クォリネスティを破壊せんと、いまや国境目前まで迫っていた。そんな中、暗黒騎士メダン元帥とエルフの皇太后ローラナは、死を覚悟しながらもある伝説の武器に望みを託すが…その頃、嘆き悲しむ亡霊群に導かれた聖者ゴールドムーンは、次第に謎の核心へと近づいていく―怒涛の展開を見せる、衝撃のストーリー。


『ドラゴンランス魂の戦争第二部喪われた星の竜』640ページ読み終えました。やっぱりドラゴンランスは面白い!

たくさんの糸が絡み合い、この話は一体どこに向かうのだろうと思いながらたどり着いた先は、なるほどそう来たか!と思わずうなってしまう展開。

おおもとの<竜槍(ドラゴンランス)戦争>の英雄<黄金の将軍>ローラナが巨竜ベリルに立ち向かう場面は、これこそ<ドラゴンランス>と思わせる素晴らしい場面で、読みながら涙が止まりませんでした。どんな話でも、我が身を犠牲にして民を救うという自己犠牲の精神には胸を打たれます。

一方、人々の心をとらえ、唯一神の信仰へと導いて来た少女ミーナの本当の目的がようやく姿を現し、最後に唯一神の正体も明らかにされます。

そのほか、ケンダーのタッスルホッフもいまだ健在。キャラモンの息子パリン、タニスとローラナの息子ギルサスも、それぞれ活躍しています。特にギルサスには、あのハーフエルフの英雄タニスの面影が感じられるようになり、再び胸をときめかせる日も遠くはないだろうという予感が。

久しぶりに、騎士スターム・ブライトブレイドの名も上がり、<竜槍戦争>のあの興奮と感動を思い出しました。第三部が今から待ち遠しい!

2007年03月03日(土)
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