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 L.A.ウーマン/キャシー・ヤードリー

内容(「MARC」データベースより)
失敗続きの男関係、問題はなにがいけないのかわからないコト。いちばん大事なものは違うけど、さみしくて、わがままなL.A.ウーマンたちの人生は!? 「最悪」を「おいしいトラブル」に変えるL.A.マジック。


これも「BJ」本の一種だけれど、結構はまって、そのまま一気に読み終えた。ちょっと前に読んだ、ウェンディ・マーカムの『恋する熱帯魚』も、軽薄なタイトルに似合わず、意外に深くて面白かったが、これもなかなか面白かった。

この手の本には、必ずゲイの友だちが出てくる。彼らが登場しないと「BJ」本じゃないっていうくらいに。そんなことをゲイのともちゃんに話したら、男は信用できないし、女は裏切る。だからゲイがいいのよ、と。たしかに。。。

この主人公は、婚約者とロサンゼルスで暮らすつもりで、一足先に田舎から出てくるのだけど、その婚約者がなかなか出てこない。その間に、ルームメイトや周囲の友人の影響で、オシャレに目覚めたり、クラブ通いをしたりして、どんどん自立していくという話。

何かもうまくいかなくなって、一度は別れた婚約者と、ついに結婚するということになるのだが、最後の最後に、これは違う!と気づく。映画「卒業」みたいな結末だが、ま、気づいて良かったねという感じ。

ここに出てくるルームメイトの女友達は、それなりに問題はあるものの、責任感の強い友だち甲斐のある女性。こういう女友達って、実際いるの?と思う。この手の本を読んでいて、そういう女友達がいるというのが、一番うらやましい。

2004年04月26日(月)
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