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 ネフィリムとアヌンナキ─人類(ホモ・サピエンス)を創成した宇宙人/ゼカリア・シッチン

内容(「BOOK」データベースより)
公転周期3600年、太陽系未発見の第12番惑星Xに実在するエイリアン―ネフィリムとアヌンナキは太古地球に植民し遺伝子工学を駆使して人工生命体アダパ(=アダム)をつくり出した。このホモ・サピエンスこそわれわれの始祖でありエイリアンの奴隷だったのだ―。古代シュメール文献の科学的分析から導き出された衝撃の新説。

内容(「MARC」データベースより)
古代メソポタミア神話に登場する神、ネフィリムとアヌンナキ。彼らは単なる古代人の空想の産物ではなく、太古の昔に地球に植民してきた実在のエイリアンなのである。11か国語に翻訳された世界的ベストセラーの邦訳。


常々、原人とホモ・サピエンスの間で、絶対に遺伝子操作があっただろうと思っていたのだが、それを裏付けるようなノンフィクション。
文明発祥のおおもとは、すべてメソポタミアにある!つまり宇宙人はメソポタミアに降り立って地球に文明をもたらしたというわけで、ギリシア文明もエジプト文明も、すべてメソポタミアのシュメール文明を基礎としてなりたっている。なおかつ旧訳聖書の物語は、実際にシュメールの遺跡で確認することができると。しかも彼らは太陽系外ではなく、太陽系の未知の惑星から来た!というんですね。へええー!

こういう話は大好きで、地球の人類が一番知的な生命体で、他に宇宙人などいないと思っている人たちの考えなどまったく信じられない。この広大な宇宙に、地球にしか生命がないなんて、そのほうがあり得ないんじゃないかと。「神=宇宙人」であると思えば、宗教戦争などというくだらない代物もなくなるし、この説は地球に平和をもたらすと思うんだけどなあ・・・。そもそも十字架とは、第12番惑星の象徴なのだ。

で、実際にこの本を読んでわかることというと、次のようなこと。

◆人類は、なぜ突如としてアフリカに出現したのか?
◆時計に使われる12や、1週間の7といった数字は、どうして特別なのか?
◆エジプトのスフィンクスは、どうして人面と獅子のからだをもつのか?
◆ギリシャ神話や聖書の巨人伝説はどこからきたのか?
◆洪水伝説とノアの方舟は本当にあったのか?
◆ギルガメッシュ叙事詩の本当の意味は何なのか?
◆なぜ古代の人々は天王星、海王星、冥王星の存在を知っていたのか?
◆なぜ3600年周期で文明の飛躍的進歩があるのか?
◆12番目の惑星は本当に存在するのか?
◆人類は宇宙人によってつくられたのか?

原人とホモ・サピエンスの間にある進化のミッシング・リンクが、これを読めば解決する。遺伝子操作。これしかないでしょう。それに、地球自体も他の惑星とは違う成り立ちらしいし。

グラハム・ハンコックの『神々の指紋』では、地球の四大文明以前に、もっと高度な文明をもった何者かが存在していたのではないかという疑問を投げかけていたが、本書では、膨大なシュメールの遺跡の資料から、その何者かを特定しているのだ。『神々の指紋』で、いまひとつ物足りないと思っていた事柄が、ここで明らかにされている。さて、我々はこの第12番惑星のエイリアンに再び遭遇できるのだろうか?宇宙人たちは、自分達に似せて地球人を作っているというから(地球人は宇宙人のクローン)、今目の前にいる人が、その宇宙人かもしれない。


著者略歴

ゼカリア・シッチン

パレスチナ生まれ。言語学者で、考古学者。ロンドン大学で現代・古典ヘブライ語をはじめ、数多くのセム語系・ヨーロッパ語系の諸言語をマスターし、旧訳聖書及び近東の歴史と考古学を専攻。長年にわたりイスラエルを代表するジャーナリスト兼編集者として活躍。現在はニューヨークに住み執筆活動に専念。シュメール語を解読できる世界に数少ない学者の一人で、メソポタミアの粘土板に刻まれた古文書をもとに地球と人類の有史以前からの出来事を扱った『地球年代記(The Earth Chronicles)』(全5巻)は、11カ国に翻訳され世界的ベストセラーになった。本書はその第一弾である。


2003年08月20日(水)
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