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 Addy Saves The Day─A Summer Story (The American Girls Collecton)/Connie Porter

児童書。南北戦争直後のアメリカの黒の女の子の話。
「風と共に去りぬ」も南北戦争が舞台、「火星のプリンセス」も時代設定が南北戦争の頃と、このところ南北戦争に縁がある。この本も、偶然その頃の話だった。

<The American Girls Collecton>は、1764年から1944年まで、時代を追ってアメリカの歴史を絡めた、それぞれの時代の女の子の物語シリーズ。これをシリーズで読むと、アメリカの歴史の流れが楽しく学べるかも。

戦争のために、一家がバラバラになったウォーカー一家。家に残っているアディは賢くて優しい女の子。戦争が終わり、奴隷制度もなくなったので、家族がまた皆一緒に暮せるようにと願う日々だが、この話の中には暗さは全くなく、アディの日常を明るく描きながら、当時の生活をも語っているという感じ。家の仕事の手伝いをしたり、アディが嫌っている高慢なクラスメートと仲直りしたり、泥棒をつかまえたりと、良い子の見本のような女の子の話で、教科書でも読んでいるような感覚になった。

この本は中の挿絵もカラーできれいだが、巻末には写真入りで、当時の歴史が説明されている。そんなところもちょっと教科書的だ。

<The American Girls Collections>



2003年08月11日(月)
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