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■ The Minpins/Roald Dahl
主人公のリトル・ビリーは、ある日お母さんからけして行ってはいけないと言われていた森に足を踏み入れる。この森には恐ろしい怪獣が住んでいるというのだ。実際、森には火を吐く怪獣がいた!
命からがら木の上に逃げたリトル・ビリーは、そこで不思議な生き物に出あう。「Minpin」たちだ。Minpinは、森の恐ろしい怪獣から身を守るために、木の上に住むようになった小人たちで、「粘着ブーツ」を履いているため、逆さまにも直角にも歩ける。そして驚いたことに、彼らの乗り物は鳥たちだった。
怪獣を退治しなければ、家に帰れないリトル・ビリー。怪獣は湖に沈めて体内の火を消してしまわない限り、退治できない。そこでリトル・ビリーは白鳥に乗って・・・。
絵本だが、文字の量も結構あるので、読みでがある物語。木の上の小人とか火を吐くため周囲が煙だらけで姿のわからない怪獣とか、なんとも楽しい。怪獣退治のあとも、しばらく白鳥に乗って森に行ったり、雲の中に住んでいる不思議な生き物に出あったりと、わくわくする冒険をする。しかしリトル・ビリーは子供だから白鳥に乗れるのだけど、大人になって乗れなくなると同時に、Minpinたちのことも忘れてしまうんだろうか?そう思うとちょっと寂しい。
2003年05月31日(土)
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