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 Charlotte's Web/E.B.White

E.B.ホワイトの有名な作品だが、手元にあったものの、これまでずっと読まずにきてしまった。たまたま読んでいるジョン・アーヴィングの『The Fourth Hand』に、E.B.ホワイトのこの作品と『Stuart Little』の話が出てくるので、これを機会に読んでおこうと思ったもの。

内容は、アメリカの農場を舞台に、豚のウィルバーと蜘蛛のシャーロットが友達になり、シャーロットがウィルバーの命を救うお話。
つい、同じく動物ものの話が多いDick King=Smithと比較してしまったが、こちらは生死の問題や、自らを犠牲にしても友だちを救うという自己犠牲の精神など、単なるハッピーエンドだけではない深いテーマを持っているのに驚いた。

単純にかわいい話なのかと思っていたら、意外にも胸が熱くなる部分があったり、女の子はボーイフレンドができると、動物など相手にしなくなるといった皮肉もあって、苦笑させられるところもあった。読む前に抱いていたイメージとは、ひと味もふた味も違う、読みがいのある物語だった。

イラストがガース・ウィリアムズなので、いかにもアメリカっぽい雰囲気も良い。


2002年06月22日(土)
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