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 ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 春夏篇/ヘレン・フィールディング

内容(「MARC」データベースより)
体重はちっとも減らないし、恋人は取られそうだし、上司は思いっきりいやなやつ…だけどそう、結局ひとの悩みなんて結構お粗末なものなんだと彼女は笑い飛ばすのだ! 1998年刊の続編。

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『Bridget Jones's Diary』が『Pride and Prejudice』の現代版だとすれば、この続編はいくつかのテーマや仕掛け(節のタイトルのつけ方については言うまでもなく)をやはりオースティンの小説『Persuasion』から借りている。それにオースティンの小説と同じように、この小説も、最後に行きつくまでの道のりこそが目的だ。だからブリジットと仲間たちのハッピーエンドは、なるべくしてなった結果でしかない。とはいえ、どうやってそこへ行き着くかを知ると、読者は大笑いしてイスからずり落ちることだろう。もっとも、前作ですでに笑いくずれてイスから転げ落ちていなければ、の話だが。 --同タイトルのハードカバーのレビューから転載


最初の日記ではまって、もうすぐにでも読みたくなった続編。
前作で、マーク・ダーシーというボーイフレンドができたブリジット。ダイエットや自己啓発本(結局後で全部捨てることになるのだが)などで、さらに女に磨きをかける。

前作同様、ユーモアあふれる楽しい日記で、あっという間に読み終えた。前作で書き忘れたが、ブリジットの泣き所は、こうるさい母親。絶対に逆らえない。でも、最後には必ず母親の意見が正しかったりするのだ。そんなところも自分に似ていて、苦笑する。

しかしいかにも嫌なタイプの女レベッカに、マークをとられてしまうブリジット。ちょっとした誤解から、他の女に走ってしまう男なんて最低!などと思わせておいて、さてどうなるのか?読み終えたとたんに、次の秋冬篇を手にとってしまう面白さだ。


2001年08月02日(木)
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