ほうじ茶飲話【JOYWOW】
2005年10月02日(日)
ところかまわず
昼過ぎ、適当に混んでいる上り電車内のシートに座り、 残りあと25Pほどになった文庫本『椿課長の7日間/浅田次郎著』を読み始めた。泣かせの佳境部分であることはわかっていたが、本を閉じられなかった。
うるっときた。左人差し指でなんとなくぬぐう。 五行読み進めてぽろっと決壊した。そのままぽろぽろと続いてしまったのだが、時すでに遅し。目は矢継ぎ早に文章を追い、我慢できずにタオルを取り出す。鼻にきた。涙どころか鼻水まですすりながら読む。隣のおばちゃんが不思議そうに見ている。だが、止まらない、やめられない!一気にいくしかない。
電車を降りる時にはタオルを握り締めていた。 ああ、なんてヤツだよ、アタシは。いくら涙もろいといったって、日曜の晴れた昼間の明るい電車の中で、タオルで鼻と涙をぬぐいながら本読んでるって恥ずかしいじゃないかっ!!まったくもうっ!と、自分を叱責しながら改札に向かった。
でも、いい本だった。ほろっときたい方におすすめ。 くれぐれも佳境部分は電車内で読まないよう。
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