ほうじ茶飲話【JOYWOW】
2003年07月19日(土)
個人情報漏洩
電車が停車した。 ホームにいたのは18-9とおぼしき今時のオンナノコ。 彼女は右手に大きな籠を持ち、電話しながら乗り込んできて 私の前の座席に腰掛けた。 適当に込んでいるその電車が発車しても会話は続く。
「あ、キャンセルはいつから発生するんですかぁ?えっと、じゃあ、名前は〇×□子です。漢字は・・・(説明)・・・、電話番号はxxx-xxx-xxxxで、住所はぁ・・・・」
と、自分のものだけでなくバイト先のママと友人の個人情報を よく響く声で車両中に知らせた。 どうやらホノルルへのパック旅行を予約していた様子。 勤め先である店のママにはその後車中から続けて報告、 一緒に出かける友人の苗字がわからず、ママに確認。 折り返し旅行会社にかけて友人の苗字と 69000円のパックを正式に申し込む旨を告げていた。 終わって、ほっとした彼女は売店で買ってきたサンドイッチを 二切れ食べ、午後の紅茶を飲む。その後、プリクラのいっぱい 貼ってある青い大きな鏡に向かって化粧直し。
横浜駅で下車したこの彼女について 今日たまたま同じ車内に乗り合わせた人は たくさんの情報を知らされてしまった。 顔・名前・住所・生年月日・電話番号、友達の名前も バイト先もなにもかも。
いちおう無事は祈ってみるが、なにがおこっても不思議じゃない。
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