株式会社JOYWOW
ほうじ茶飲話【JOYWOW】
ほうじ茶飲話 INDEXPASTwill

2003年07月06日(日)


駅前のドトール

先日、そのドトールでのこと。
何周年だかのキャンペーンで、
豆などの高額商品を購入した客に、
もれなくマグカップをプレゼントするという。
マグカップには駅名とドトールという文字が、
細いゴシック体ではいっているだけ。町なら100均で、
問屋なら5個100円で売られているごくふつうのマグカップ。
誰が欲しがるのか、喜ぶのか、不思議な商品。

店員さんは、てきぱきした手さばきと笑顔で
「マグカップをいれておきますので!」と、
こちらの気持ちはお構いなしに、
注文した豆と一緒に袋づめしてくれた。
「いりません」の一言がいえなかった。
持ち帰って捨てるわけにもいかず、流しの下で
「菜ばし立て」として活躍してもらうことにした。

その10日後にまた豆を買いに行った。
キャンペーンは終わっていた。店員さんが
「サービスでマグカップを入れておきますので
お使いください!」と、袋づめを終えて笑顔を向けた。
また言えなかった。使う場所もなく、捨てられもしない、
そういう小物とみんなどうやって付き合っているんだろう?

でも、予算だけでノベルティグッズを決められると、
もらう側はたまったもんじゃない。
これならティッシュのほうがいいと思うのは、
私だけじゃないはずだよね。

 

Yukari |株式会社JOYWOW