ほうじ茶飲話【JOYWOW】
2003年05月30日(金)
梅雨の花
庭の紫陽花の花(実際は萼:がく)が日増しに大きくなっていく。 こぶし大の頃には薄い鶸色、手まりくらいで白色、そして青紫。 あまり好きな花ではないのだが、窓脇の庭に咲いているので なじみ深いものになってしまった。
花色の移り変わりを心に見立て、移り気とか冷淡などという 言葉を持つが、梅雨空の下に最も映えるあでやかな花でもあり、 ある花言葉集には「元気な人」と載っていた。
奥ゆかしくいたいけな花のようなイメージがあるが、これが図太い。 繁殖力旺盛、植え替えようが放っておこうが枯れやしない。 どうやらイメージ先行型は、人間界だけではないらしい。
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