ちゃまるー!
布団の上から呼ぶと 廊下からニャアと呟きながら 部屋に入ってきた。
ちゃまるはなんできたの?
ちゃまるは うつ伏せに寝転ぶわたしの 太ももから膝の裏をひと通りふみふみした後 足の裏の上に陣取る。
ねえちゃまる なんでわたしのところに来たの?
ちゃまるは わたしの足のうら上にまるくなったまま 眠りはじめた。 重い。
なんだろうね、このヒトは。
きみが来てから 胸がぷわーっと開くようになった。 早朝に一度は起きるようになった。 「大好き」って言葉を これまでの倍以上言うようになった。 家や布団が汚れることを それほど気にしなくなった。
ちゃまるはなんできたんだろうね。
ちゃまるのねむりにひきずられて わたしももう眠りそうだ。
また こんど おしえて ね。
おや す み。
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