へそおもい

2004年10月03日(日) 可哀想な自分

人生においての後悔のひとつに、
記憶をなくして二日酔い、
というのが挙げられる。

記憶がある二日酔いであれば、
“この二日酔いも
 楽しかった代償として我慢しよう”
なんて気にもなるもんだ。

しかし、
記憶がないとなると、
なにをやっていたのかという不安と
せっかくの時間が消えたもったいなさと
二日酔いの苦しみが
一気におしよせてくるのである。

それは地獄の拷問のように。

頭痛と寒気とめまいと吐き気が
同時に、かつ、連打で襲ってくる。
わたしの身も心もボロボロなのである。

昨日は友人宅で宴があったのだ。

相棒がいた気安さもあったのか。
手品でもりあがっていたあたりから
記憶がない。

あのあとどうなったのであろうか?

気がついたら
自宅の玄関で眠っていた。

相棒が送り届けるまでしてくれたらしいが、
玄関からどうにも動かなかったらしい。

吐き気と闘いながら
シャワーをあびる。
ひざと左小指がすりむけてしみる。

胃壁と胃壁がくっついていて、
沖縄でゲットしたウコン粒も
胃薬もうけつけない。

眠ろうにも
気分がわるくて眠れない。

ヒマなので読みかけの本の
続きでも読もうとしたのだが、
それが、
“日本全国酒紀行:江口まゆみ”なのである。
非常におもしろい本なのだが、
二日酔いの時に読む本ではない。

自分のことが
とてもかわいそうだとおもうのだが、
自業自得、と
攻められるばかりである。
ああ
ますます可哀想な自分。

お昼間、
すこし動けるようになったので
味噌汁を作って飲んだ。

じゃがいもとたまねぎと豆腐の
味噌汁は二日酔いには最高である。
なんでこんなに美味しいのだろう。
なんでこんなにがぶがぶのめるのだろう。

きっとなにかこわれた細胞を補うものが
味噌汁にははいっているのだろう。

わたしの味方は
味噌汁だけである。
味噌汁さんありがとう。
泣けてくるぜ。

味噌汁さんのおかげで
さらに楽になったので、
このやるせないおもいをぶつけようと
パソコンを開いた次第である。

それではみなさま
ごきげんよう。
強く生きていきましょう。

今夜は練習です。



追伸
携帯を友人宅に忘れてきた模様。
しばらくはメールもみれないし、
電話もでれません。
どうぞよろしくです。



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はたさとみ [MAIL]

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