さて、年末です

 先週から隣席のS田くんがインフルエンザで撃沈。
 S田くんがいないとワタシは淋しい…。
 3ヶ月前の席替えを機に親しく話すようになったのですが、思考が実にポジティブというか、何事もプラスに考えるのですね。根本的に性根がよくて、物事を悪く捉えない。こういうものの考え方があるのかと驚かされ、眼からウロコが落ちる思いを何度もしました。
 私も斯くありたいと、若干妬ましく思います。
 妬ましく思う時点でだめなんだけどさー。
 くれーことをいつまでもウダウダ言っているやつは好かん。

 今週に入りS田くんが復帰したと思ったら、今度は私が風邪気味です。
 私の風邪はいつも、2日程ドカンと重く患ってあとはケロリとしているか、または数週間種火のような状態が続くか、そのどちらか。
 今回は後者で、かれこれ2週間鼻声鼻水鼻づまりと、今週に入ってからは咳に悩まされていますが、寝込むほどではない。
 年末年始のお休みに入るというのにこれ以上悪化して休むことになったらなじょすんべかと慌てたものですが、市販の風邪薬でなんとか現状維持を保っています。
 職場に迷惑をかけるのも困るのですが、なにしろ時給で働く身分なので、休みが増えると如実に生活に関ってくるのです。
 嗚呼、ワーキングプア…。



 さて、年末です。
 今日の「あ、安部礼司」によって初めてクリスマスが近いのだと気付きました。どうやら私の辞書にクリスマスという文字はないようです。
 以前あるひとに、「神様になりたいのだね」と言われたことをぼんやりと思い出します。私が職場に於いて、「いなくてもいいけど、いないと少し不便な程度の存在になりたい」と言ったときのことです。
 二の句が継げないほど驚いたのは、ワタシは「神様」をそういう存在だと捕らえたことがなかったからです。「神様」は、産み育て、或いは縊り屠る存在だと思っていました。救済する存在ではなく、蔑ろにすれば祟る神です。

 父は無神論者で、熱心な(北の)愛国者でしたから、儒教の国の人間にはクリスマスは不要なのだと繰り返し言っていました(北にも一応基督教徒の政党があり、南にはかなり多くの基督教徒がいるのだと知ったのはずっとあとのことです)。我が家は私も妹も、年末にケーキを食したことがありません。
 だからどうにも「神様」というものが、ぴんとこない。
 「いなくてもいいけど、いないと少し不便」なのが神だと言われ、ぴんとこないなりに漠然と考えていたものとの違いに驚いたのです。


 相変わらずぴんとこないし、なんとも身近ではない感じです。
 神様もクリスマスも。
 やはりよくわからないけれど。
 とりあえず、来年がよい一年でありますように。
 よいお年を。
2008年12月24日(水)

メイテイノテイ / チドリアシ

My追加 エンピツユニオン
本棚