仙台駅で四時間足止めを食う、の巻

 踏切事故で電車ストップ。
 仙台駅で四時間足止めを食う。
 死に方を選ぶとしたら電車はやめよう。めいわくだから。
 電車は好きだしね。
 怪我人はいなかったようで、なにより。
 でもめいわく。


 疲れたけれど、待つのは苦痛ではない。
 家路を急ぐ理由もなし(早く帰宅したところで酒が飲みたくなるだけなのだ)、白石や福島までは新幹線を使えたらしいけれど、そこまで行かない私は待つほかなく。四時間本を読んで過ごしました。


 高井信「ショートショートの世界」(集英社新書)。
 そういえば、まだ黒く長い民族衣装を着ていた遠い過去、好んで読んだ。
 阿刀田高、眉村卓、あとはブラッドベリなんかをね。
 熱心な読者ではありませんでしたが、好きでした。面白かった、といういい印象が残っている。
 仕事を辞めて長編をよむ気力がなくなったとき、モト氏(結婚おめでとう!)が星新一を薦めてくれたけど、ずっとあとになって、それが子供の頃面白く読んだ「ボッコちゃん」の作家だと気付いた。遅いよ、気付くのが。「ショートショートの神様」とまで呼ばれるひとだそうじゃないか。


 備忘録のようなメモに、読みたいと思った本の書名と作家、出版社までは書くのだけれど、読まずに放置していたら膨大になってしまい、いまではなにから手をつけてよいやら。とりあえず図書館にあるものから、と思っていますが。
 そうそう、モーパッサンの短い小説をいつか読んだことがあった。好きだと思った。いま読んだなら、どう感じるだろうか。

 この本のおかげで読みたい本リストがまた増えた。
2007年09月20日(木)

メイテイノテイ / チドリアシ

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