とにかくちょっと眠ろう |
暫くお芝居を観ていないなァ、と思いつき、11月に契約期間が満了した暁には、なにか、スペシャルに思えるものを観るなり聴くなりし(に上京し)たいなァ、或いは仙台でも(誰か誘ってクダサイ)…と考えていたところ、課長から契約更新をほのめかされた。 よほどマンパワーが不足していると見た。気の毒に。 私がツカえる社会人だということにしてもいいけれど。
まいにち、私は割と必死で、そして多分、その必死さや、或いはただ単に必死に費やした時間を惜しみ、それに見合う手応えだとか、なんだかそこらへんの見返りを欲しはじめた。迷いはしないが惑う。 仕事って、他人に求められて初めて仕事たりえると思うのね。ゼニカネの問題ではなく。いやー、まァ、ゼニカネは重要だ。手応えとかそこらへんの見返りに含まれる。ゼニカネじゃねえが、ゼニカネじゃなくもねえな。自分がゼニカネをそんなに重要視していないのは前回の経験で自覚したはずだけど、どうにも惑う。お断りする方向で考えていますが。
私の前を紗幕越しにものごとが通り過ぎる。 あらゆるものは等しく価値がなく意味がない。 なにより私自身が。 私でなければ、きっと、価値や意味を見出せてもらえたのに。だれかにね。 だから私は「もったいない」と思う。だれかが「もったいない」と云う想像をして。 たぶん心底もったいなく思っているのではない。よく口にすると指摘されるけれど。 そんな想像や感傷すらどうでもいい。 価値も意味もなく、留まらず霧散する。
私こそが。要らない。 世界の紗幕越し、留まらず通り、朽ちて霧散するように消滅…しよう、したい、するべきだ…うーん…。 マ、それほどのものでもないな。 己の身をいかにか処する気もおきないほど倦んでいるのか、と考えてみるけれど、その考えもまたどうでもいい。 要らないけど、捨てられないわけではないけど、わざわざ捨てるために心をかけるほどのものでもない。要するにめんどくさい。
とにかくちょっと、そう、ちょっと、眠ろう。眠れていない。眠りたい。
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2007年09月19日(水)
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