たぶんなんか出てるよ

 どうにも浮ついているというか、地に足がつかない感じ。
 現実感が陽炎のようにゆらゆらと。
 夏はいつもそう。
 口か、或いは耳か。
 とにかくどっかの穴から意識が陽炎のようにゆらゆらと。
 たぶんなんか出てるよ。
 取り戻すのに苦心する。

 ワタシはきっと、すごく痛いメに合うといいんだ。身体的に。
 痛いの嫌いだけどさ。
 できれば避けて通りたいけどさ。



 鈍感であることを羞じる気持ちがなければ、たぶん楽。
 そうなりたいなー。
 心が荒んでいる。誰でもいいから当り散らしたい。
 やりませんけどね。
 こういった一時の衝動に身をゆだねてあとから自己嫌悪するくらいなら、血が滲むほどに頭皮とか胸とか、まあアチコチ、かきむしって「イタタ」のほうがまだマシ。バカだと思うけど、精神衛生上まだマシ。
 現実感を取り戻すには、やっぱりちょっと痛いメみないとな。


 お盆休み明けで仕事に復帰するのに、そんなことを鬱々と考える。
 少しひとにあたって、やっぱり自己嫌悪して、頭皮を血が滲むほどにかきむしってみて。
 あとシティボーイズのDVD観てへらへら笑う。
 レトロスペクティブ3って。
 いまさら反則だろう。



 アモバン錠がまた増えて、胃の腑から苦い呼気が出ている(ような気がする)。
2006年08月17日(木)

メイテイノテイ / チドリアシ

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