眠くないわけではないのです。 |
薬が効いているのか、効いているような気がしているだけなのか、ハタマタ「ビョーキじゃしょーがねーナ」という開き直りなのか、この頃は多少楽な気分でいます。 相変わらず眠れないのですが、問題は「眠れない」ことではなく、必ずといっていいほどの確率で見るひどい夢と、その末に冷や汗と共に飛び起きたあとの最悪としか形容できないその気分。 「眠い」と「眠りたい」が同義でないのならば、やはり「眠りたい」わけではなく、そんなことを考えていたのではやはり「眠れない」と。不眠症は物心ついたときからのものですが(母上曰く保育園の頃から昼寝もしないし夜もなかなか寝つかない子だったとのこと)、諦めもあってか眠る努力もしたことがない。 しかし日中眠いンじゃ仕事にならんし、眠るべきなのは理解しているのです。 アルコホルを摂取することを辞められずにいるので、(医師の指導で)処方された睡眠薬は少し控えめにしています。アルコホルも酩酊状態に至らしめることを目的としたものではなく、その味を楽しむ程度の量とペースに徐々に減らしつつ(でも弱いのですぐ酩酊状態に)。 前向きですヨ〜。早く治したいもんネ。 眠ることが治癒に結びつくのならば、やはり眠った方がいいのでしょう。 さて、眠る努力をしてみるか。
それにしても、こうなってみて初めて、自分は他人から指摘されるほど合理的な考えの持ち主ではなく、ただ自分が合理的に考えたくて斯様な選択をしてきたのかも知れないなどと思うのです。あ、や、もー今更ですし、だからどうこうってわけではないのですが。 鈍感な自分を嫌悪する一方で、気付かないまま冷徹に切り捨てることも望んでいたりもするのです。それが一番楽な方法だからナ。
「人間は(中略)堕ちぬくためには弱すぎる」とは坂口安吾のことば(「堕落論」より)。 強くあり続けるためにも弱すぎる、人間は。私は。
|
2004年11月06日(土)
|
|