土曜日はランコランコリン♪ |
ポンパドゥール(パン屋サン)の紙袋を見ると…、「チンチコール」ということばが脳裏をよぎります。 「ール」しか合ってないけど。
チンチコーラ(疑問・質問) チンチコーリ(異議・否定) チンチコール(挨拶・宣誓) チンチコーレ(祝福・賛成) チンチコーロ(禁句)
ちなみに私が最も好きなエピソードは「シュレーディンガーの手」です。これだけ通しで読みたいくらい。美子が絡んだときの面白さといったらありませんが。 続編の話はどうなったンでしょうか。 ランコランコリン♪土曜日ですから。 (※出典がわかった方はお友達になりませう)
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最近観た映画 ・『LOVERS』(張藝謀監督/004年中国) ・『華氏911』(マイケル・ムーア監督/2004年アメリカ) ・『誰も知らない』(是枝裕和監督/2004年日本) ・『アイ,ロボット』(アレックス・プロヤス監督/2004年アメリカ) ・『ヴィレッジ』(M.ナイト・シャマラン監督/2004年アメリカ)
「恋愛モノ」しか観ないと決めているらしい母上をして能動的に観にいかせた話題作、『華氏911』。 私はといえば、これほどまでに直裁で苛烈な個人批判のアジテーションに満ちた映画をリアルタイムに観るのは初めてで、未だ消化できずにいます。 学生時代に観た北朝鮮の映画や、リーフェンシュタール監督の映画なんかも、「プロパガンダ色が強い」ことは強かったのですが、前者は(私には)別世界のように現実離れしたものとして、後者は時代の隔たりや距離感をして、いずれも共感できるものではありませんでした。当然ダ。それらの映画を楽しめたのは、私が過去を傍観する立場だからです。 勿論「9.11」もアフガン戦争もイラク戦争も、常に私は傍観者だったのですが、冷静に観るには未だ生々しい。
実際観るまでは「カンヌ」を利用されたようで少し面白くなかったのが本音。 しかし映画を観た今なら、この作品を最高賞に選んだタランティーノの決断は単純にすごいと思う。 「政治は受賞に何の関係もない。単に映画として面白かったから君に賞を送ったんだ」という彼のことばには、政治と芸術批評は切り離されるべきだという確固たる意志が窺えるのです。ま、想像ですが(実際よくできていたし面白かった)。 いつか、その政治性、或いは主張の特異性故に正当な評価を憚られた過去の映画が、それ単体として再評価される日が来るのだろうか、と思ったりもするわけです。
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2004年10月02日(土)
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