チネ・ラヴィータへ |
全仏オープンテニス男子ダブルスは、オリビエ・ロクスとハビア・マリッセ組が優勝。 この二人のペアってなんだか意外というか、なるほどというか、面白いなァ。 アルゼンチン勢が強いのは、南米はクレーコートが多いと聞きますし、アンツーカーのローランギャロスで善戦するのは予想できたのですが(ナルバンディアンなんぞはモロにクレーコート育ちっぽいプレースタイルでしたし)、女子のロシア勢の目覚しい台頭は素晴らしいですね。 ウィンブルドンが楽しみです。
今日は休日出勤でしたが、帰りに昨日オープンしたチネ・ラヴィータへ。 新しくなった元シネアートは壁もスクリーンもシートも入れ替わり、とても綺麗。なにより音響が格段によくなりました(これは嬉しい!)。 仙台フォーラムのポイントカードと共通だけど、フォーラムと違って飲食OKだし(館内コンセッション販売物に限る)、21時台の上映もあるし、これからのラインナップも実に楽しみです。わーい。
予告編のときになにやらトラブルがあったのか、2,3度影像が途切れて館内が明るくなり少し不安になりましたが(スタッフの案内も噛み噛みだったし)、本編上映自体は問題なく。 バフマン・ゴバディ監督の『わが故郷の歌』(2002年イラン)を。 シカゴ国際映画祭金賞(返上)作品ですが、しかし観客が10人に満たないって…。 昔はどうか知りませんが、今では国際映画祭の「賞」のステイタスなど興行成績に貢献するくらいだと思っていたのですが、それもどうやらカンヌやヴェネツィアに限るようですね。
映画は「悲劇」の渦中にあるクルド人音楽家親子の「旅」をユーモラスに描いた秀作。「ジャンル」としては「ロードムービー」に属するのかしら。 クルド人作家でありながら、斯様にユーモラスに描くことのできるゴバディ監督はナカナカすごいンではないかと。 戦闘機の轟音を背負う音楽がすべてを物語る。
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2004年06月06日(日)
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