背景を白くしてみました。
 特に理由はありませんけれど。
 HTMLタグをオベンキョウしたのは、4、5年前。
 使わない知識は溶暗してゆくのみ。
 最早リンクタグやフォントタグくらいしか覚えていない。
 しかし不要な知識はあれども、無駄な知識はないと思うのです。
 特に理由はありませんけれど。





 好きな色は、特にない。
 絵を描く趣味でもあれば、少しは考えたかも知れないけれど。
 それでも選ぶ服に黒が多かったのは、制服がずっと黒かったことに起因しているのだと思う。黒は、己を周囲に埋没させる色だと、どこかで認識していたのかも知れない。

 民族学校という特殊な空間で呈示される唯一の方向に肯んじることができなかった私は、ずっと疎外感を抱え続けてきた。何の疑問もなく首肯することができれば、少しは楽に呼吸できたのかも知れない。或いは誰もがそんな思いを抱えながらあそこにいたのかも知れないけれど。

 強制的に全として組みこまれることをひどく嫌悪する一方で、ずっと帰属するなにかを求めていたような気がする。
 疑問を感じず、疎外感を感じず、自分を埋没させる全。
 楽チンだろうなぁ。
 でも、やっぱりメンドクサイや。

 いま、個としてひとり、ここに在る。
 個として、ひとり、自分の色を着よう。
 好きな色を探そう。
 それでいい。そうしよう。
2004年01月19日(月)

メイテイノテイ / チドリアシ

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