藤原竜也主演「ハムレット」を観る。

 藤原竜也さん主演の「ハムレット」(シアターコクーン)を観に行って来ました。

 6月に劇団四季、7月に野村萬斎さんの「ハムレット」を観ましたが、今年3作目の「ハムレット」は蜷川幸雄さんに演出よる若い「ハムレット」。

 舞台は劇団四季の「ハムレット」のシンプルさとはまた違い、無骨なほどなにもない空間。必然的に役者の負う比重が重くなるのと思うのだけれど、ぐいぐいと登場人物に惹きこまれていく感じがしました。


 主演の藤原竜也さんはまだ21歳。若い!
 必然的にほかの登場人物も若くなるのですが、これが説得力があっていい。なによりハムレットやレアティーズの純真さと情熱は、とても青年らしく非常に説得力を持っていました。

 今回初めて納得することができた部分も多くありました。
 まず台詞があるのではなく、それを云わせる境遇があり、それを云わせる感情があるから云うのだということを、こんなに実感させた舞台はありません。
 蜷川幸雄さんは、すごい。役者さんたちも全員、すごい。
 ほんとうに素晴らしい舞台でした。
 今年最後に素晴らしい舞台を見せていただきました。
 日程的に厳しかったけれど、無理をしてでも行ってよかった。


 さ!明日からまた仕事だ!
 いいお芝居を見ると、労働意欲が沸いてくる!
2003年12月06日(土)

メイテイノテイ / チドリアシ

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