petit aqua vita
日頃のつぶやきやら、たまに小ネタやら…

2003年04月06日(日) まさに花冷え

晴れてたんだけどねー。
風が冷たくて冷たくて………。

はりまから来た人たちが驚いてましたよ。
流石酷冷の地、亀岡デス(笑)。

ソメイヨシノは只今満開。
山桜が五分咲き。
そろそろ木の花桜が、咲き始めですね。

来週の木の花桜観桜茶会には、ほどよく咲いててくれれば良いなvv

山桜は、花よりも先に葉っぱが出ます。
小さな葉っぱは、紅葉した時のように赤く、その葉っぱが出そろった頃、淡い…殆ど白に近いピンクの花が咲き始めます。
まさに紅白、めでたき色をとりまぜて……ってな風情で。

何の桜だったか忘れたのだけど、緑の若葉が出て、やはりその頃に花が咲く桜も見たことがあります。普通の桜(山桜)よりも白っぽくて、とても清々しい姿で、大好きなのです。…あれ、桜だよなぁ?木の肌の感じはそうだもんなぁ?

以前、夜桜を見物に、桜並木(ここは普通の公園だったからソメイヨシノ)をぶらぶら歩いていたのですが。
すごく良い気持ちになりまして。
なんとなく、覚えたばかりの西王母の謡を口ずさんでました。
…後から考えたら、「西王母」なんて、桃の花なんですけどね……。おそらくは雰囲気に呑まれたんでしょう。
今なら、「羽衣」謡うかな………?
「桜川」は、まだ習ってないの。
「熊野」をお稽古中ですが。
すんごく!!キレイな謡で、好きなんだけど!!
…………ものすごく難しい……(トホホ)…。
上がり下がりが、音階が、恐ろしく細かい宝生流謡。
難しいんだけど、それがぴったりハマると、これがまことに美しいんだなぁ。
先生方の謡聴いてると、本当に気持ち良いもの。

能つながりで、最近読み始めてる漫画が、成田由美子さんの『花よりも花の如く』。以前の『NATURAL』の番外編から始まったみたいなんだけど、これが面白い!!
お能の世界の話なんだけど、裏舞台が見られたりして、それでいて能の「雰囲気」をとても大事に描かれていて、分かりやすいし、何より綺麗!!
能楽師の本音っぽいところ(面を被ると、目の位置が合ってない上に殆ど見えない)も描かれていて、読んでて笑えるところもたくさんあります。
アタリなマンガです。おすすめ〜。
…あ、ちなみにマンガの主人公の流派は観世流でし。
ちなみに主人公は榊原 憲人さん。あの西門さんのおにーちゃんだよ〜ん。ミゲールもちょいちょい出てきたり。


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平 知嗣 [HOMEPAGE]

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