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■ 不要必要
お前などいらない
と
ただ広がる白い世界の中に残された
無意味で不要な
それでも
つながりを ぬくもりを 居場所を 求めている
通り過ぎていく 時間と空間 人は時折立ち止まっては俺を見て
笑ったり 慰めたり 眼差しをなげるだけ 利用しようと近づいては吐き捨てていく
なぜ、ここに来たのだったか なぜ、ここから動けなくなったのか
揺れる人の波間に 変わらぬ己への嫌悪に
なぜ、ここを選んだのかと
陽炎のようにゆらめく人影は
現れてはゆらゆらと消えてゆく
白い世界に自分の血を流しながら 生を描いていく
選んだのは自分
それでも これからも
自分の価値も 意義も 何もかもが無意味だ
2011年07月18日(月)
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