椰子の実日記【JOYWOW】
2006年02月20日(月)
暖かさの保証金
学問所を開設したときに自分に律した三戒があり、
寝ない 食わない(料理しない) 風呂入らない
である。学問所は受講生のためにあるのであって、 ぼくがそこで生活するためではない、と。 また、上記の三つのいずれか一つでもすると、 途端、空間が「所帯じみた」色を帯びる。 それを嫌ってのことなのだが、今日までずっと 守ってきている。
ガスもコップを洗うときにお湯を出すために使う だけ、しかも最近はコップも使わなくなったので 使用量ゼロがずっと続いている。
「ここ三ヶ月使用量がゼロです。基本料金を払うだけ ムダなので、閉栓をお勧めします。いずれにしても 一度連絡してね」
という警告文を東京ガスからもらったことこれまで三回。
1月の使用量が1m3で、今月は久しぶりに基本料金 より使った。それでも基本料金724円に対し今月は 860円だから、差額136円! たしか一回だけコップを お湯で洗った記憶がある。これだけ見ると、ガスって 安いんだなあ。
自宅は田舎なのでプロパンガスだ。ボンベをごろごろと 地元のガス販売会社の人が転がして、よっこらしょ、と 定期的に入れ換えてくれる。でも、あんなでかいボンベ、 すっかり使い切った覚えがないのだが、毎回、入れ換えて くれる。たぶん、親切なんだろう。
災害時のことを考えれば、都内と近郊の二箇所に拠点を 設け、かつ一方はプロパン、他方は都市ガスというのも 危険分散でいいかもしれない。
いずれしせよ、いざというときにはばんばんお湯を 出してくれるための保証金だと思えば、月724円の 基本料金なんて、本当に安い。そしてここから深遠な 哲学が出てくるかというと出てこなくて今日はこれで 終わるのである。まる。
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