椰子の実日記【JOYWOW】
2003年03月29日(土)
絶滅寸前! 至急保護せよ
天然記念物で保護しなければならない動物っていますよね。 トキとか。それと同じように、絶滅しかかっていて 保護しなければ大変なことになると危惧している動物が います。
商人(あきんど)です。
目のさめるような見事な商人が、本当にいなくなりました。 まずはeビジネス。 ITによって、だれにも商いの道が開かれるようになった のはおめでたいのですが、「ちがうだろう」という話に 事欠きません。納期がわからない、一度注文したものが わからない、毎回決済のためにカード番号を入力しなけれ ばならない、・・・はまだかわいいもので、ある電子会議室 サービスを昨年6月から一年契約で使っていたのですが、今年 突然、使えなくなりました。理由は、結局、弊社のシステムが 悪い、という「顧客側を責める」ボールがカスタマーセンター から返ってきて終わり、です。面倒くさいから黙っています が、納得していないことには変わりありません。顧客から投げ られたボールは、返球してそれで終わりではなく、「ありがとう。 解決したよ」と、顧客からのボールでピリオドが打たれること が原則なのです。カスタマーセンターは、そこがわかっていない。 ただ、パソコンとインターネットの知識が多少あるだけの坊や やお嬢さんがやっているのです。商人ではない。 価値経済において、一番気をつけなければならないのは、 このような、「ネガティブ・サイレント」(黙っている不満顧客) です。商人であれば、そこを見逃しません。 このような「ぬるい」仕事でも、組織内にそれを指摘する 商人が不在なため、顧客に不満が残るだろう、ということは だれにもわからないのです。
おっと、eビジネスだけで終わってしまいました。
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