椰子の実日記【JOYWOW】
2003年03月30日(日)
スランプ脱出法
私はだいたい原稿を書くのが早いほうで、パソコンの 前に座り、立ったら、はい、できあがり、という 感じです。そんな私でも、年に二回くらい、「もう、 どうしても、書けない!」と大スランプになって しまうことがあります。
昨年では、『マーケティングサーフィン』着手直前と、『語ろう!』の、同じく 着稿直前がそうでした。何も浮かばないのです。
私が原稿を書いている最中は、「神サンが降りてくる」 状態で、一種「イッて」しまっていて、文字が全身から 溢れ出てきて、タイプが間に合わない状態になります。 しかし、スランプの時はアタマの中が 真っ白けで、文字の「も」の字も出てこない。
昨年『サーフィン』の時は初めてのスランプだった ので焦りました。
日記によると
--------------------------------------------- 6/18 書けない・・・ 韓国戦で感動した 全身カユイカユイになった
6/19 クソしたら、完全復活 完全に生まれかわった。脱皮!! (阪本註:実はまだこの段階では『完全復活』では ありませんでした)
6/20 起きたら完全復活 ほんとうに脱皮。書きたくてしようがない (註:これで本当に完全復活でした)
6/21 第一章完成、Y氏(註:PHPの担当編集者)に納品 ---------------------------------------------
となっています。つまり、6/18あたりで真剣に悩み、 19日に復活の兆しがあり、20日に完全復活した。 悩んでいたときは身体がカユイカユイになっています。 これは非常に象徴的で、「脱皮前」だったんですね。 特に日焼けしたわけではないのに、かゆかったのです から。『サーフィン』という、全く新しい試みに挑戦 したがゆえの、悩み、スランプだったのだと思います。
そして、実は、昨日の私がスランプでした。もう、 この世も終わりか、というくらい。
こういう時は、じたばたせず、焦らず、何も しないでいるのが一番です。昨日は昼間から 寝てしまいました。こういうときは映画を 観ても、本を読んでもアタマに入りません。 覚悟を決め、寝る。 そして夜、呼吸法をいつもより長くやりました。 そうすると、だんだん回復の兆しが見えてきた。 今朝起きたら、ばっちり、回復です。 おかげで今日はこれから、原稿3本、書けそうです。
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