思考回路2011
もくじむかしあした


2001年11月02日(金) あれは正しく紫暮さんであったの巻

とにかく苦戦している車。
車が嫌いになりそうだ。
ふとっちょ先生に厳しいと言われて以来
余計に動きがぎこちなくなったような気がする。
そんなとき「ゆっくりでもいいのよ、自分の
ペースでやっていけば」と言ってくれた先生がいた。
話し方も独特でおもしろい、ニコリと笑った顔は
・・・カエルのようだ。
あぁ、そうだよな、それでいいんだよなと
凹んでいた気持ちに救いを与えてくれた、人が
今日の教習の先生だった。
S字カーブとクランク、タイミングも何も
まったくつかめない。
どこが分からないのと初めに聞かれたものの
実は、どこが分かっていないのかも分からないくらい
分かっていない。
そんなわけで、手こずりながら、たぶん根気よく
教えてくれていたのであろう、カエル先生。
言っていることも、たぶんすごく為になることを
言っているのであろう。
だけど、理解できない、繋がらない。
こうすればいいと言葉で聞いても、運転に反映
出来ないらしい。
運動部とかに入ってた?と聞かれた。
あるいみ単刀直入な言葉だと思う。
そんな、にこやかなカエル先生は2度ほど恐かった。
突然、怒った。というか注意したんだと思う。
上手く出来ないからではなく、指示通りに
運転しなかったから。別に反抗している訳ではなくて
単に、理解しきれていないからなんだけれど。
さっきまで見ていたにこやかな顔が、瞬間的に
叱る顔になって、めちゃめちゃ恐い。
その後はまた普通ににこやかになるので、
きっとこの人は、すごく厳しい人で、にこやかな
顔は一種の擬態だなと、思った。
分かりにくい説明なので、簡単にいえば
「うしおととら」の紫暮さんのような先生
だったということで。
いやー、すごいキャラだなんて思っていられず
やっぱりハンコはもらえなかった。
本屋に行って、教習本を読みあさる。








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