本当のことをいうと、桜って好きじゃないんです。 キレイだと思うし、満開の時にはそれは素晴らしい、見事だ、と思います。 でも、桜って花が咲いているときに葉っぱがないじゃないですか。 まわりの木々もまだ新緑萌え出る前で、 春霞のぼんやりして、色の薄い青空に、裸の木々の中、花だけがもうもうと咲いている。 寂しくてすこし気味の悪い風景に思うのです。 わたくしはお花は緑の中に咲いているのが好きなのです。 このあとで咲き始める、街路樹として東京にたくさん植わっている、 ハナミズキなんか大好きです。 若葉の淡い緑に、薄桃色の花が映えてとても可愛らしい。 葉も花もひらひらと妖精の服のようです。 これは決して今年 誰からもどこからもお花見のお誘いがなかったから言うのではありません。 本当だもん。
春鬱の頃がやってきました。 近頃、心が燃えないの。 いつもは百まで生きる、と豪語していますが、 六十くらいで死にたい、五十五でもいいかも、なんてことを始終考えています。 五十では、ちょっと早い、と思うのでまだ大丈夫です。
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