昨日、マイおんぼろ自転車 『さんちゃん(酸化鉄=サビより)』 のタイヤに空気を入れていました。 チューブがいかれているのか、すぐフガフガになるので、100円ショップで買った小さな空気入れで 頻繁にスコスコ空気を入れねばなりません。 さて、こういう時 無意識に数を数えませんか? 熱いお風呂のお湯につかっているときもそうですが、特に いくつまで という展望もなく、 無意識に イチニサンシ・・・ と数を数えている。
いつからかわたくしは、こういう無意識のときに 数を十まで数える時ができなくなりました。 8 でとまってしまう。 8までいくとまた1に戻る。 12345678 12345678 12345678 12345678
これは長年 譜面が読めないまま音楽をやってきたせいです。 三拍子や五拍子の曲はちょっとおいておいて、 西洋楽譜の音楽は 1 2 1 2 1 2 1 2 や、 1234 1234 1234 1234 12345678 12345678 12345678 12345678 という 2・4・8・16 という区切りでフレーズや構成がなりたっていることが多いのです。 もちろん自分が歌っている時には、次がどうなるのかわからない ということありません。 それ以外のイントロ・中間部・コーダなども、譜面が読めないからか、ほとんどすべてのフレーズは覚えているので迷ったりはしません。 が、各楽器が フリーでソロを吹いたりすると、 またこのシーンはコール&レスポンスで 回数も入るところも自由といった場面になると、 譜面を読むことを学ばなかった&コード進行に 感覚ではわかるが無頓着である ということから、 あんまり適当だとズレるわけです。 自分以外の演奏から。
はじめて音楽活動をした時、そのバンドのバンドマスターは 元々フリージャズミュージシャンでしたから、そこかしこが、フリーのソロだらけでした。 ソリストが目で 終わるよ と合図をくれても、12345648 の4で先走って入ってしまったり、 1234でいいものを8ならともかく12まで待ってしまったり、ズレまくりでした。 それで 数を数えはじめたのです。 これは4の倍数 これは8の倍数 そのままか、倍の早さで数えるのか、 昔の譜面には 4×4 とか 8×2+4×2 といった暗号がいっぱい書かれています。 ライブでは、8×4+4 とかとても頭で数えていられないものを よく身体の後ろで指を折って数えていました。
そうしてそれに慣れた頃、あるミュージシャンから 「数なんて数えなくていい。カッコ悪い。ボーカリストは好きなところで入ればいい。他の奏者はそれにあわせる。」 と言われました。
カッコ悪い これになにより弱いわたくしは、 「わかった カッコ悪いことはもうしない。」 とスッパリ意識的に数を数えることをやめたのです。 それよりもっと真剣に耳をこらして演奏を聴こうとも思いました。
でも数を数えていたのも かなり真剣だったので、すっかり身体にも脳にも 12345678 が染みついてしまったようです。
今、空気を入れる時、熱いお風呂やサウナに入っている時、階段を上っている時、 8までいっては1に戻り8までいっては1に戻り、 トータルでいくつかなのか。 8の倍数のうちのどれか ということしかわからないのです。
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