痒痛 ☆ 日記 
お酒と音楽と変人と。菫色の日々。

2005年07月02日(土)  すえひろがり

昨日、マイおんぼろ自転車 『さんちゃん(酸化鉄=サビより)』 のタイヤに空気を入れていました。
チューブがいかれているのか、すぐフガフガになるので、100円ショップで買った小さな空気入れで
頻繁にスコスコ空気を入れねばなりません。
さて、こういう時 無意識に数を数えませんか?
熱いお風呂のお湯につかっているときもそうですが、特に いくつまで という展望もなく、
無意識に イチニサンシ・・・ と数を数えている。

いつからかわたくしは、こういう無意識のときに 数を十まで数える時ができなくなりました。
8 でとまってしまう。
8までいくとまた1に戻る。
12345678 12345678 12345678 12345678

これは長年 譜面が読めないまま音楽をやってきたせいです。
三拍子や五拍子の曲はちょっとおいておいて、
西洋楽譜の音楽は 1 2 1 2 1 2 1 2 や、
1234 1234 1234 1234
12345678 12345678 12345678 12345678
という 2・4・8・16
という区切りでフレーズや構成がなりたっていることが多いのです。
もちろん自分が歌っている時には、次がどうなるのかわからない ということありません。
それ以外のイントロ・中間部・コーダなども、譜面が読めないからか、ほとんどすべてのフレーズは覚えているので迷ったりはしません。
が、各楽器が フリーでソロを吹いたりすると、
またこのシーンはコール&レスポンスで 回数も入るところも自由といった場面になると、
譜面を読むことを学ばなかった&コード進行に 感覚ではわかるが無頓着である
ということから、
あんまり適当だとズレるわけです。
自分以外の演奏から。

はじめて音楽活動をした時、そのバンドのバンドマスターは 元々フリージャズミュージシャンでしたから、そこかしこが、フリーのソロだらけでした。
ソリストが目で 終わるよ と合図をくれても、12345648 の4で先走って入ってしまったり、
1234でいいものを8ならともかく12まで待ってしまったり、ズレまくりでした。
それで 数を数えはじめたのです。
これは4の倍数 これは8の倍数 
そのままか、倍の早さで数えるのか、
昔の譜面には 4×4 とか 8×2+4×2 といった暗号がいっぱい書かれています。
ライブでは、8×4+4 とかとても頭で数えていられないものを よく身体の後ろで指を折って数えていました。

そうしてそれに慣れた頃、あるミュージシャンから
「数なんて数えなくていい。カッコ悪い。ボーカリストは好きなところで入ればいい。他の奏者はそれにあわせる。」
と言われました。

カッコ悪い
これになにより弱いわたくしは、
「わかった カッコ悪いことはもうしない。」
とスッパリ意識的に数を数えることをやめたのです。
それよりもっと真剣に耳をこらして演奏を聴こうとも思いました。

でも数を数えていたのも かなり真剣だったので、すっかり身体にも脳にも 12345678 が染みついてしまったようです。

今、空気を入れる時、熱いお風呂やサウナに入っている時、階段を上っている時、
8までいっては1に戻り8までいっては1に戻り、
トータルでいくつかなのか。
8の倍数のうちのどれか ということしかわからないのです。


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