痒痛 ☆ 日記 
お酒と音楽と変人と。菫色の日々。

2003年06月25日(水) 本日もずれずれだ

すごく小さいときに、父の車のステレオに入りっぱなしだったテープの中の曲がいまもたまに口からでる時があります。
ガソリンスタンドとか、高速のサービスエリアで売っているような、当時のヒット曲を集めたようなテープで、ようすい氏の 心もよう が入っていたような記憶があります。
自己流作詞した部分もあるかもしれないけれど、以下↓

♪ とおい わけでいいの
  出会う 場所であって
  言い残した ことば今も捜すけれど
  むなしい あああ
  過ぎた月日が 美しいのは
  それがもう二度と 姿変えないから
  だから 追わないで
  翼の傷がやがていえるまで
  かりそめに 微笑む いま

女性ボーカルで、高い細い声のひとだった。こうして歌詞を書きてみるとヘンな歌だ。曲もドラマチックだけど、ぎこちない。でもそこが頭に残る。
言い残した〜 の行がとくにガタガタしていて好きだ。
誰のなんという歌なんでしょうか。誰かおしえて。でも知らなくてもちゃんと歌えるけど。もう何十年も自己流で歌っているから、原曲をきくとずいぶん違っているのでしょうねえ。

ふいに思い出す週間なのか、もうひとつ。
中学生のときかなあ。友人ではないクラスメートの女の子で、エキセントリックな子がいました。
彼女は、これまた懐かしいけれども きっかわこうじ の熱狂的なファンでした。
彼は当時どうだったんだろう。かっこいい という評価だったけれども、それは「やりすぎ」と笑われるギリギリのところだったような。
水球選手で逆三角形の体系とか、ラメメイクとか、わりと頭が大きいとか、自分のことを「きっかわです・・・」というところとか、つっこまれやすいポイントをいくつも持つスレスレなかんじ。冷笑的な(わたしと友人たちのような)女子はもうダメだったような。

しかしエキセントリッククラスメートは、真摯なファンでした。女子中学生としてすべての人生を彼に捧げているようでした。家では帰宅してから寝るまで彼のレコードをかけている、と言って恥じるところなし の今思えば、尊敬してもいいかもしれない 深く対象に入り込むひとでした。
でもこちらも中学生ですから。からかいたいわけです。

「一日中、ユーガッタ チャンス ユーガッタ チャンス ユーガッタ チャンス かあ。」
(彼のヒット曲。題名は思い出せないが、ここがサビ。熱くなんども繰り返す。)

とふともらした言葉から、彼女のあだなは

ゆがたちゃん

になり、それは卒業して高校生になっても延々と使われ続け、(わたしは別の高校だったが彼女と同じ高校にいった友人からそう聞いた。)当然 十数年後の同窓会でもみな彼女をそう呼び、わたしは今となっては彼女の本名が思い出せません。

当時の きっかわこうじ のありようや、彼女の入れ込みぶりを知らなければそんなに面白い話でもないでしょうが、わたしとしては長いネーミング好き人生でも、ゴロといい彼女のキャラクターとのかぶり具合といい、イチニを争う傑作だと思っています。
そう、わたしが呼び始めたのだ。
もしかすると彼女はわたしを恨んでいるかもしれないけれど、どうなんでしょう?
あだ名ってつけられると嬉くないかなあ。

いまでも、ふとこの名前だけが頭に浮かんできます。
「ゆがたちゃん」
と呟くと心の底から楽しい気持ちになるのです。


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