痒痛 ☆ 日記 
お酒と音楽と変人と。菫色の日々。

2003年05月09日(金) 育てる

誕生日も先月の話になり、いたづらに毎日、生ぬるい幸福感のうちに過ごしてきましたが、今日突然に今後10〜20年に渡る遠大な計画を思いつきました。

わたしは美しい白髪の老女になりたい。真っ白な髪を長く伸ばして、ウクレレを爪弾く老女になりたい。

と、例によってお風呂の中で思いついたのです。それにしてもやっぱり備長炭風呂のお湯は気持ちいい!

いままでも、この年にしてはほんとうに少ないけれどもチョロっとは白髪も生えてきていたのですが、目障りだ!とすべて抜いてきたのです。黒いところにたとえ1本でも、いや1本だからこそとても目立つわけで、グルーミング的にも耳そうじやパックのようにたのしいものだったのですが、まったく近視眼的でした。
今日からは全面的にやめることにします。
短くて堅いためアホ毛のように頭の天辺につったっている白髪はかなり気になる、抜いてスッキリしたくなる存在です。けれども我慢して伸ばすことにします。

この先も髪を染めることはやめます。
いつか全部の髪が真っ白になるまで。わたしは白髪を育てることにします。
ああ、いったいどれだけの月日がかかるのでしょう。想像するに、ここ5年は辛抱辛抱の日々でしょう。
中途半端。
ひとに指摘される。
開き直ったのだと誤解される。
でも 辛抱 辛抱。

備長炭風呂の恍惚感のなかで、この先の自分の年のとり方の明確なビジョン、理想に向かって白髪を美しく育ててていく という成長のない今、変化を老化という形で受け入れるしかないものと捉えていた自分への
「おいおい、これは自分で意識してでなければできないことだぞ」
、という驚き。
なんといいますか、恍惚も極まって一瞬 有頂天であったことにビックリしたのです。
15年後の自分のビジュアル!いいじゃん!

化粧品業界の アンチエイジング ということばが気持ち悪いなあ、とは小さく思っていたのですが、白髪に関してはひたすら 目障りだ! としか意識していなかった。
まったくお風呂のなかというところは、ひとにエウレカをもたらすところですねえ。

最後に。どうかくれぐれも 開き直ったのだと、誤解しないでください。


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