痒痛 ☆ 日記 
お酒と音楽と変人と。菫色の日々。

2003年05月06日(火) 五月蝿い

近所に犬がいるんです。
中型の雑種です。
立派な檻に入ってます。
子犬の頃から、ずいぶん立派な檻を買ったなあ、この家族・・・
とイヤな予感がしていたけれど。
子犬の頃は雑種にありがちな、コロコロで、もさもさ毛で、なんとも可愛い犬でした。その家族もしじゅうかまってさ、子供達も競って散歩用のひもを持ちたがってさ、でも夜になると寂しがって クーン クーン 鼻を鳴らす声が聞こえて、中型犬だから、はじめから家に入れないんだな、ガレージがあるし寒くはないよな、カワイソウだけどしかたないよな、と思っていたのです。

だんだん大きくなって、いわゆる痩せ型雑種犬にありがちな、落ちつきの無いチャカチャカした動きの鼻面の長いあんまりかわいくない成犬になったら、家族の愛も薄れていった模様。
日曜に子供と遊ぶ様子もなくなったし、なにより悪いことに、吠え癖の悪い犬になってしまったのです。
子犬の頃には 不相応に大きくて立派だった檻に一日中いて、そのうえガレージの中で(たぶん吠えるから)シャッターは閉めっぱなし。その前をひとが通る気配にいちいち過敏に反応して吠えまくる。一度吠え出すと、何分も吠えている。
神経質な、弱い犬のびびり声なので、たしかに五月蝿い。

でも、そういう犬にしてしまったのは人間だ。その家族ももてあましているっぽい。責めたくはないけど、子犬の頃に、昼間あそんで夜は檻にいれて、ひとに向かってキャンキャン鳴いた時に、なだめて言い聞かせて、しつけることもしないで、
今になって、彼が吠えると
「うるせえ」
と叫ぶ。
はじめは近所のひとが怒って怒鳴っているのだ、やばい処分されちゃうかも、と心配したけど、このあたりの人は、みんな昔からのやりかたで近所のひとたちとずっとうまくやっていくように付き合っているから、そんなマネはしない。
家の主人が 近所にあわす顔がなくて いろいろ心をもてあまして怒鳴っているのだ。
でもね、わたしも怒鳴りたいよ。
おまえの吠える声のほうが、よっぽど五月蝿い。


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