図書館に調べものにいくと、すぐ脱線して違う方向の本を山ほど借りてきてしまう。 今年は、活字離れしようと思っていたのに。本を読むより手足を動かそうと遅れ馳せながら思い立ったり、正月あけて2週間で元通りだったり。あいかわらずだったり・・・
でも今回の研究テーマは、クリスティと違いすぐ終わりそうです。 (クリスティも挫折・・・いや一時休止中)
吉四六さん と 彦一さん では、どちらが愛すべき”日本一のとんち名人”なのか。
なんとなく、彦一さんは子供心に、小賢しいぜ、と思ったような記憶があります。 でもうろ覚えだから。 吉四六さんにいたっては、焼酎の名前の方が今のわたしには一番に浮かんでくるので、、呑ん兵衛の気のいいおやじ≠小原庄助さん、といった人物像にいつのまにか記憶が塗りかえられていたようで、彼のとんち話はまったく覚えていないありさまです。
しばらく、わたしの手元には、「彦一とんち話」や「吉四六とんち話」の本があるでしょうが、どうぞお願い。 「なんの本読んでるの?」 と手元を覗かないでください。 「なんで、そんな本読んでるの?」 と、聞かれても わたしにもわかりません。 大抵、ひとの読んでいる本を覗くひとは、上記の質問をし、最後に、 「おもしろい?」 「ふーん」 「がんばってね」 とその場を立ち去るからです。 邪魔をすまい、と早々に去るのはありがたい。でもだったら最初から話しかけてくんなあ。どうせなら、もっと会話をふくらまそうよ。いや、それも邪魔か。
そうそう、昨日の「おむすびコロリン」ですが、いろいろなパターンが見つかりました。 もしかして誰も興味ないかも、と薄っすら思いつつ。
・おむすびの数は1個 3個 沢山 とバラバラである。 ・おむすびが全部無くなっても歌がききたいお爺さんは、包んであった竹の皮まで わざと落とし、すると穴から「竹の皮までコロリン(?)スットントン」という 歌が聞こえ益々楽しくなっちゃったお爺さんがみずからはいるという実にお話と してしっかりしているパターンもある。(でもこれはのちの童話作家のつけたしくさいように思える) ・穴の中にはお爺さんが みずから入る、うっかり落ちる、2パターンある。 ・穴の中にいるのは、ネズミ ウサギ お地蔵さま(確認済み)などで他にもある かもしれない。 ・お爺さんはおみやげに、ネズミorウサギのついた餅とお宝の葛篭をもらう。(大 小選ぶパターンは今回読んだなかには無かった。なお、お地蔵さま版は後ほど) ・よくばり爺さんは (ウサギ版) みやげに勝手に葛篭を強奪しようとするが、ウサギに杵でボコボ コにされる。
(ネズミ版) イイ爺さんにも悪い爺さんにも、はじめにネズミの方から、「一 緒に楽しく歌い踊りましょう。でもわたし達はネコの声だけは苦 手なので、どうか宴の最中にネコの声は出さないでください」と いう警告があり、イイ爺さんはそれを守ったが、強欲爺さんは宴 なんかどうでもいい、早く宝が欲しい、いっそネズミどもを追い 払ってさっさと葛篭を奪おうと、ネコの鳴きまねをして、一斉に ネズミがあわてて逃げたので、明かりがなくなり穴の中は真っ暗 。葛篭がどこもまったくわからず、爺さんは狭い穴の中でオロオ ロとあちこちの壁にぶつかり、みずからボロボロになる。(どう もこれも半分くらい童話作家の匂いがする)
(地蔵版) これは全然話しが違います。爺さんは穴の中でお地蔵さまをみつ け、おちたおむすびの、泥のついた側を自分でたべ、きれいな所 をお供えにします。するとお地蔵さまが、いまからここに鬼が博 打にくるから、自分の笠の影にかくれろ。そして鬼が酔っ払った ら鶏の鳴きまねをしろ、と言います。爺さんは恐れ多いと辞退す るんだけど、押しの強い地蔵さまにおむすびの礼だ、押しきられ ます。爺さんはその通りにして、鬼は爺さんのコケコッコーを聞 いて朝がきてしまったのだと勘違いして、賭けていた金銀を置き っぱなしで棲家に逃げていき、爺さんはその賭博の金を地蔵さま にもらいます。強欲じいさんは泥むすびをお供えしてきれいな所 は当然自分で食べた、勝手に笠の影にはいり、コケコッコーまで は一緒なんだけど、そのあと慌てる鬼たちをみて、つい笑ってし まい、鬼に気づかれてボコボコにされます。
わたしはやはり、ネズミ版が好きです。賭場の金を横取りするお地蔵さま版も捨てがたいが。
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