Kin-SMA放言
もくじ昨日のこと明日のこと


2005年01月25日(火) ポ♪

《今日の目次》

ポ0。『新春浅草歌舞伎』第1部(浅草公会堂)→『壽 初春大歌舞伎』夜の部(歌舞伎座)のはしご

ポ1。「ファンタスティポ」&『プロローグ・オブ・ファンタスティポ』購入報告

ポ2。『「ぷっ」すま』(芸能界見破り王決定戦 ゲスト・よゐこ)





少しでもスケジュールをゆるくしようとして、浅草の1部2部を別の日にしたのが災い。結局木挽町とのダブルヘッダーになり、逆にハードになってしまった(>_<。)←頭わるー

結局木挽町の昼後半は諦めなきゃいけなくなったな。

まぁいいか、「女伊達」は全然惜しくな(人間国宝的中断)

で、本日は浅草で大収穫あり。

出がけに仕事の打ち合わせが長引き、「御所五郎蔵」七之助バージョンは未見(T_T)将来大後悔かしら?


「鏡獅子」亀治郎バージョン

おもだか魂(だましい)大放出中の亀ちゃん、まずこれが上々吉。

後ジテ獅子の迫力は言うに及ばず(胡蝶のお二人、大きくなったなぁ。女の子だから、そろそろ歌舞伎の舞台では観られなくなるかしら。残念です)、前シテ弥生の時のお行儀の良さ、筋肉のしなやかさにうっとり。獅子頭を振るのはけっこう苦労してたみたいだけど(^^ゞ

それにしても、浅草歌舞伎って、毎年とは言わないが、何年かに一度、「見たこともない花が咲く」瞬間を目撃できる興行なのです。

わずか15年しか観ていないぼくでさえ、いくつかの“伝説が生まれた舞台”を見ている。

勘九郎&八十助(現・三津五郎)の「棒しばり」しかり、新之助(現・海老蔵)の「勧進帳」しかり、勘太郎の「一條大蔵」しかり。

今年はこれ・・・と思ったら、この後どえれぇのが控えてた(笑)


それが「封印切」亀愛バージョン

亀ちゃんの忠兵衛、ガンジー(鴈治郎)そっくりに真似してるのにびっくり(で、ところどころ伯父さん(猿之助)に似る/笑)。いくら教わったとはいえ、ここまでそっくりにできるもんなのか? もしかして、教わる他にビデオを何百回と観て覚えたのでは? と思った。

若い器用な役者にありがちな感じで、本音を言えば、ちょっと鼻白んだんだけど、ここまでコピーされちゃうと、それはそれで一つの芸のような気がした(元々「モノマネ」自体、芸の一つだし)

だって、普通あの歳の役者がガンジーのマネなんかしたら、なりきれてなくて見ていられないと思うよ。そんくらいガンジーの芝居は“濃い”から(笑)

だからやっぱ、亀ちゃんはすごいんだ、と実感。

だがもっと収穫だったのは、実はラブちゃん(愛之助)の方(*^^*)

これまた叔父さん(仁左衛門)そっくりの八右衛門で、イジワルなくせにちょっとカッコいい(照)アンビバレンツな魅力の八っつぁんなのだ。

封印切に至るまでの二人のセリフも息が合ってすばらしかったが、八右衛門が“封印”を見てしまった後、花道を駆け出して行く顔がちょっと哀しそうなのが良かった。

歌舞伎の「封印切」では、八右衛門は単純に悪役で、忠兵衛の郭通いをやめさせるために辛く当たるという原作の性格は消えているそうだけど、ここで哀しい顔をすることによって、本心では忠兵衛のことを心配している、「忠兵衛、とうとうやってしまいよったか!(嘆)」という絶望感が出ていてぼくは好きである。

声も、いつものつっころばしラブちゃんはどこへやら、お腹に響く低音で、ひょっと釣鐘権助とか期待できそうな感じ。きゃあ〜v アンケートに書いてくれば良かった(≧∇≦)

七之助の梅川は、ちょっとコクに欠けたかな。一人だけ“上方”になれてないのよね。

あと変な話、最近『真夜中の弥次さん喜多さん』の予習(?)をしてるもんで、七之助が、というより、喜多さんが梅川を演じてるタンカラ芝居を観てるような(「タンカラ」は余計だ/怒)気分になった。

客席のどっかに弥次さんがいて、熱視線を送ってるんじゃないかと(≧∇≦)←なに昼間っから夢見てんだお前


←松田龍平もだって!(驚)



やっぱ君たちは住む世界が違うのね(−−、)←今ごろ知ったか





浅草を後にし、木挽町へ。

空席が目立つので、ふと今日は平日であることを思い出す(でも、浅草は98%の入りだったが)

都内4ヶ所歌舞伎中、下から二番目に地味な座組なので(こらぁっ!)仕方ないか。

でも、高麗屋(幸四郎)と播磨屋(吉右衛門)兄弟を同じ座組にするとは怖いモノ知らずだな松竹(←やめなさい)

当然、共演はなし。別々に主役を張っておりました。


「鳴神」

あ、時蔵丈も演舞場とかけもちなんだ。なんか、忙しいわね。

普通に楽しく観られた。役者もこなれてる。


「土蜘」

播磨屋大当たり。全ての点で良かったが、智籌が花道まで逃げて、姿を隠しているカタチがぞっとする美しさだった。


「魚宗」

理屈っぽい宗五郎になるかなと懸念したが(無礼者)、宗五郎ファミリー(+三公、おなぎさん)のチームワークが良くて、いつ観ても面白い芝居だと感心した。

でも、玄関先の直訴はもっと泣きたいれすぼくは。菊五郎の宗五郎なら、もっと気持ちいいほど泣けるのになーと、残念に思った。

段四郎丈の浦戸十左衛門に滋味があって良かった。





きんきっずらばーの皆様、お待ちどぉ。「ポ」でございます。「ファンタスティポ」です。

『プロローグ〜』の方は、映画を虚心で観たいので、封印中。映画 → プロローグ → 映画の順番で観ようかと思っとります。

で、CDなんですが、既にすっかり覚えている歌なので、まず「オシャベリ」とやらを再生(当然)

・・・ラジオ?(−−;)

後半JEのスタッフらしい人の声で、「楽曲に触れてください」と言っているのに、あくまでも自分らペースを突き進むトラジハイジタイチツヨシ(爆)

これも1,400円の中に含まれているのかと思うと、心なしか腹立たしい(嘘)

おまけDVD良かったすねー(^^)←コロコロ変わるヤツ

「How to Dance」の実用性に若干疑問を抱かざるを得ないが、隠し(?)アングルのメイキングの、ゆるゆるなしゃかりき感(矛盾しまくり)が良かった。

あのダンス、けっこうカロリー使うみたいっす。

やっぱ踊ってみるか(←ゲンキンもの)




←楽しそうで良かった(^^)



「花が咲く〜♪」のところ、上半身は二人左右同じで、下半身はシンメトリーになってるのが不思議。どっちかが(多分太一君←決めつけ)間違ってるのか、そういう振り付けなのか、気になります。





ツヨぽんファンの皆様、お待ちどぉ〜、『「ぷっ」すま』です。「ポゥ!」でございます(^^ゞ我ながらよくこじつけるよなー

今週のゲストよゐこは、“ゐ”を打つのが「ことえり」だとメンドくさくてイヤだ(そんなことで怒られても/汗)だからよゐこゲストの『しんどい』を未だに書いてないんだな(明らかに言い逃れ)

芸能界でも有数なバカ帝王の濱口優がスターになるかと思われたが(^^ゞ さほど彼中心にならず(そこがよゐこの今ひとつ伸び悩んでいるところかも知れん)

ターバンはツヨぽんにも巻いてみてほしかったなー。




←おや? 微妙ですか?(反省)



やっぱ一番面白かったのはマジック。

不器用なユースケにメインの役をやらせたナギスケもスゴいけど、それを見破れなかったぼくもスゴいかも(←濱口以上バカ)

名アシスタント(?)のツヨぽん、

「今夜も二人で飲み明かそう」

と、謎の誘惑をキメたのはいいんですが(誰に言ってるの? ねぇねぇ ( ̄ー ̄) ←タダレポインツ見逃さないなー/我ながら感心)

「タネの、タネ・・・タネも仕掛けもございません」

と、大事なとこで噛んでしまってます(^^ゞ

そして、

「ポゥ!」

と謎の気合い(≧∇≦)

「『ポゥ』ってのは絶対なんも関係ない」

と決めつけられちゃいました(正解)



そして、収録が終わってやっとゲスト(それも二回目の)に心を開いたツヨぽん。

人見知り過ぎ( ̄□ ̄;)

よゐこよ、間を置かずに来ないと、また一からやり直しだぞ(大きなお世話か?)


ておどる 【2006年以降に書いた日記はこちら】てくてくミーハー道場