Kin-SMA放言
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摂取過多な毎日でございます(×_×)
『新堂本兄弟』『SMAP×SMAP』のことも書きたいし土曜日の分の留守録も早く観たい(今日は『SmaSTATION-4』を観たが)
でも、今日は地味にこれだけにしとく。
『TAPE』(グローブ座)
はい、きんきっずらばーとスマらばーの皆さん、さようなり。
ん? ということは、これ以下、誰が読むんだ?(考えるな)
映画はあえて観ずに行きました(というのは微妙に嘘で、観たかったんだけど時間がなかった)
ただし事前知識でだいたいどんな話かは予想していた。
で、どんなオチ(こら)かは、知らない方がやはりいいかもな、と思って(ややミステリー色もあったので)
大阪公演が残ってるのでネタバレはしませんが、中途半端にぶっちゃけてしまうと、芥川龍之介の『薮の中』がモチーフになってんのよ。
演出のアリ・エデルソンは『羅生門』と言ってる。アクタガワじゃなくてクロサワなのね(笑)
世代なのか、職業柄なのか。
出演者3人について。
冒頭からストーリーを牽引するのは、あつくん演ずるヴィンセント。テンションやや高めでやさぐれプチブラックな男。明らかな負け組。
かつての(?)親友・ジョンが晃。ややシニカルで気取り屋っぽいクールメン。勝ち組のようでそうでもない。
男子2人が“あかさかあつひろ”という時点で当然のようにこういう役割になったのだろう。たしかに違和感は全くない。
でも、『ガラスの仮面』の「二人の王女」のように、イメージと逆の役でギャップを楽しみたかったという気持ちもちょっとある(欲張り)
それはともかく、二人の身長差がイケナイ妄想をかきたてんだわさもー(すんな、妄想)
30男だぞ、ておどる。かつては14歳のバリショタアイドルだったかもしれんが、おもいっきしトウ立ってんぞ、しかも片っぽは妻子持ちだぞ(←呪文)
ふーふーふー(←毛100%水洗い禁止バカ)
このジャニオタ元祖モエコンビに挑むは小池栄子マン。
AAがガキっぽいのか、栄子マンが大人っぽいのか、実年齢はすごく違うんだけど、「元同級生」の設定に全くムリなし。
と、イメージ的には非常に良かったんだけど、正直に申して3人とも、
「下手ではないが、ちょっと歯がゆい」
演技力だった。
大量のセリフの応酬劇なので、“テンションを維持する”ことに力が入りがちだが、実は大事なのは“テンションを動かす”ことなのでは、と思う。
いっちゃん(市村正親)やなかむら屋(中村勘九郎)など、セリフ劇でも壮絶な力を発揮する役者に共通しているのは、緩急自在にテンションを上げ下げできる力である。
あたりまえだが、今回のお3人とも、そこまでの境地に至っていない。
テンポや滑舌はよく、言葉もはっきりと聴き取れたのでストーリーに乗ることはできたが、「もっとここで胸騒ぎを感じさせてほしい」「ここでヴィンスとジョンの力関係が逆転したってことを、アタマではなく感情で理解したい」という歯がゆさを感じたのだ。
なので、ジョンの“テープに録られた”告白が、果たして本当だったのかという疑問が、不完全燃焼のまま終わっている(脚本上はたしかにはっきりさせていない。でも、栄子マン演ずるエイミーが、ラスト近くのセリフを「どう言うか」で、いかようにも観客をあやつることができたと思う。日によって言い方を変えて観客(リピーター)を翻弄するなんてスゴ技も、大竹しのぶクラスならやらかしてくれるんじゃないか、なんて高望みまで、頭をよぎった)
変なところを褒めちゃうと、ジョンが高校時代に撮ったという設定の「18歳時のヴィンセントとジョン、エイミー」の画像がとっても可愛らしくて、3人ともとっても初々すぃティーンエイジャーに見えた。こういうところは、日本の若い役者は世界的に見てもダントツじゃないかな(無根拠)
この芝居は、その高校時代のエイミーの画像で終わる。
ささくれだって修復不可能になったかに見える3人の“現在”と、“過去の”可愛らしいエイミー(しかもその“可愛らしさ”は、カメラのこっちにいるジョンへの瑞々しい想いが多分に関与しているものであることに、訴えるものがある)の対比によって、ますます複雑な甘苦い感情を残して終わるのである。
やっぱ映画を観てみるか(イーサン・ホーク、ユマ・サーマン、ロバート・ショーン・レナードがどう演じたか観たい)、という気にさせた作品でござった。
今日の芝居を観ながら思ったのは、最近“エンゲキ班”が確立されているジャニーズ(というより、なんだか誰でも一度はそっち方面に進出してみる傾向があるな、最近)に、ぜひとも『スラブボーイズ』を再演してほしいということだ。あれは解散直前の男闘呼組が、舞台では最初で最後の4人共演をした幻の作品で、ぼくの脳に“思い出のフィルター”がかかってるかもしれないが、とにかくめっちゃ「ぐっときた」記憶がある。
その「ぐっ」をもう一度味わいたいのである。
まぁ、あの時の男闘呼組4人で演ったからこそ「ぐっときた」のかもしれないけど。
また、彼らの芝居力(正直申して、当時のジャニメンの中じゃダントツだった、男闘呼組は)によるものも大だったのかもしれないし(ロバート・アラン・アッカーマンの演出も良かった)
でも今なら、あの作品を上演するに値する芝居力のある子もいると思うぜ。
アッカーマンに頼んでみてくれ、じゃにさん(で、誰を出したいんだ?)
えーとね、“ややや”より上(大雑把!)
だって、油断するとそうなりそうだもの(『STAND BY ME』じゃないんだから!)
そうだ! 嵐メンがいい!(5人じゃないか!←いや、何とかなる)
『西側物語』なんかより、よっぽど(黙れ)
今日はもう不調だ・・・これで終わります m(_ _)m
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